トリップしたら第二級特異点とかww…w……え、冗談だよね？

４７．問いかけ ページ47

ん？

ちょお待て。

ズルムッド、極大魔法うってね？

アラジンたちが円形に地面に転がる。

ズルムッド
「もう壊れちゃったわ。もろすぎよ…ねぇ？ こんなのに負けたドゥニヤは無能よ…。やっぱりワタシを連れてくべきだったのよ…ねぇ？」

スタっと軽い音をたててわたしは地面に着地する。

A
「……じゃあさ、こんなの(・・・・)をやっきになって殺そうとしてるあなたたちはなんなんだろうね？」

ズルムッド
「なによ、あんたら？」

A
「あれ、知らないの？ てっきり組織のやつらはみんな知ってるのかと思ってたけど……」

ズルムッド
「まぁ、誰だろうと関係ないわ。邪魔するやつは殺すだけよ」

モルジアナ
「……Aさん……？」

A
「あれ、モル。……ってちょ、モルはもう闘っちゃダメ。わたしが――」

モルジアナ
「でも、私はまだ……闘えます」

A
「ダメだって。あのね、モルは知らないだろうけど、あのオネエ、女性だけ執拗に嬲るんだよね。だからわたしがやらないと」

モルジアナ
「？ ……でも、Aさんも女性です、よね……？」

A
「ん？ あ。あー……」

夕鶴
「説得が下手くそですか、A様は」

A
「……ま、なるようになるよ。わたしも夕鶴も天才だし？」

モルジアナ
「？ はあ」

ズルムッド
「なにお喋りしてんのよ？」

A
「じゃ夕鶴、アラジンたちお願いね」

夕鶴
「はいはい」

ズルムッド
「ちょっと、無視？ ……これだから女は――」

A
「……ねぇ、１つ聞くけど。あなたたちは……なんで組織の仲間になったの？」

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