わたしもそうおもっていたところです【3】 ページ39
おなじきもち
3 side
『ズズくん、今日、夜何食べよっか』
3｢肉じゃがかな｣
『私も同じこと考えてた』
『お風呂、沸かしたから先にどうぞー』
3｢俺も編集しようと思ってたからAに譲るとこだったんだけど｣
『えへへ、じゃあ、一緒入る？』
3｢俺も同じこと考えてたわ｣
こんなことがよくある俺達は、同棲中。
七夕の日は、よく晴れるらしい。
だからこそ、そんな日にプロポーズしようと思いついたんだ。
仕事を終え、家にぐったりしながら帰る。
指輪はもう引き取ってきている。
と、玄関を開けると今日は休みだったAがエプロンを付け、奥からトタトタと走ってきた。
『そろそろ帰ってくると思ってた、おかえり』
3｢おう、ありがとな、ただいま｣
仕事用の鞄を彼女が受け取り、俺は着替え、リビングへと向かう。
すると、テーブルには豪勢な料理が。
え、なんかの記念日だっけ。
付き合った記念日？いや、それは3ヶ月後だし。
同棲し始めた日？それは半年前だわ！
じゃあ俺かAの誕生日？どっちも6月だ…。
『なーんて顔してるの、早く座って！食べようよー』
3｢え、あ、うん…｣
『ふふ、なに焦ってんの』
3｢ぅえ、いや…あの…なんかの記念日だったかなぁ…って…｣
そう言うとキョトンとするA。
突然お腹を抱えて笑いだした。え、なんで！？
『はぁーあ…記念日でもなんでもないよー、でも、記念日にしようかなーとは思ってたけどね』
3｢は？｣
『ねぇ、ズズくん、』
と聞こえた時に俺は彼女の口を押さえていた。
3｢待って、その先は俺に言わせて！！！｣
すると、驚いた顔を大好きな微笑みに変え、ゆっくりと頷き、待ってくれている。
頑張れズズ、男としての見せ場だ。
3｢あの…これからも、ずっと、俺とこの家で、同じ生活をしてくれませんか！！｣
『…勿論、不束者ですが、どうぞ宜しくお願いしますね、“旦那さん”』
空には綺麗に月と天の川が輝いている。
空の上の織姫と彦星も、逢えたんだろうか。
『ズズくん、美味しい？』
3｢聞かれると思ったわ、めちゃめちゃ美味い｣
『ほんと？ズズくん、好きだって言ってたから！』
3｢Aのことも好きだから｣
『言われると思った！ありがとう｣
3｢…A、愛してるよ｣
『ズズくん、【わたしもそうおもっていたところです】』
2人の指には綺麗な指輪が輝いている
この家の織姫と彦星は、結ばれたようで
7月9日【私も貴方を愛しています】
つきはよくみるとクレーターがあってみにくいのよ？【4】→←あまおとがうるさくてきがつかなかったよ【11】
ラッキーカラー
あずきいろ
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汀(プロフ) - 沙夜さん» ありがとうございます！！自分にも無理は無いよう頑張っていきたいと思いますので応援宜しくお願いします！頑張ります！！ (2018年7月17日 6時) (
レス) id: b7a2a1a016 (このIDを非表示/違反報告)
沙夜(プロフ) - 長い間更新お疲れ様でした！完結おめでとうございます(^○^)新作も読ませて頂きました。頑張って下さい！ (2018年7月17日 6時) (レス) id: f4fb874013 (このIDを非表示/違反報告)
汀(プロフ) - すぷらさん» ありがとうございます！今後も無理のないように頑張りたいと思います！良ければこれからも応援よろしくお願いします！ (2018年7月13日 20時) (レス) id: b7a2a1a016 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - 完結おめでとうございます！もう貴方様の作品が生き甲斐になっておりました…次回作も楽しみにしていますが、あまり、無理の無いよう頑張って下さい！ (2018年7月13日 20時) (レス) id: e340ba7d83 (このIDを非表示/違反報告)
汀(プロフ) - すぷらさん» ご心配おかけしてすみませんでした、もうかなり良くなりました！ありがとうございます！！どうかすぷら様もお風邪をお召しになりませんようお気を付け下さいね！ (2018年6月29日 23時) (レス) id: b7a2a1a016 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汀 | 作成日時：2018年5月12日 1時
