episode36〜愛は永久不滅〜 ページ44
恐る恐るドアを開ける。
私「……っ……!」
目の前に広がった光景に、息を呑んだ。
なぜってそこには、ソファーに座ってるライトくんしかいなかったから。
私(てっきり兄弟みんな居るかと思った…)
少し落胆しながら、ライトくんに近づく。
そばに行った途端、ライトくんが振り返った。
ラ「ああ、Aちゃんかぁ。てっきりビッチちゃんかと思っちゃったよ」
ライトくんの近くには雑誌が数冊置いてあった。
私は、なるべく明るい声で問いかける。
私「ライトくん、何読んでるの?」
ラ「ああ、ただのファッション雑誌だよ。何が流行なのかな〜って思ってね」
そう言って、私の前に雑誌を差し出した。
それは、よく本屋さんに売られてる雑誌だった。
私(ふーん、こういうのヴァンパイアも読むんだなぁ)
意外に思ってると、ライトくんがパチンと指を鳴らした。
ラ「そうだ!Aちゃんも一緒に読む?」
私「へ?」
戸惑ってると、ライトくんが妖しい笑みを浮かべながら、雑誌を広げた。
ラ「んふっ♥️女性向けのア●ルト本♡」
私(ゲッ!)
私は大慌てでリビングから出て行こうとした。
けど一瞬早く、ライトくんに右手首を掴まれる。
ラ「逃げないで、一緒に読もうよ。ね?」
そして、グッと引き寄せられる。
私はなんとか踏み止まった。
ライトくんの握る手に力が込められる。
私「……い…っ……」
思わず声が漏れ、顔が歪む。
ライトくんが微笑む。
ラ「んふっ♥️ビッチちゃんの歪んだ顔もいいけど、Aちゃんの歪んだ顔もたまらないねぇ♥️」
痛みに耐えながらも、渾身の力を振り絞って、ライトくんの手を振り払った。
ライトくんと距離を置き、はぁはぁと荒い息を繰り返した。
右手首を見れば、ライトくんの爪が食い込んだらしく、血が滲んでいた。
ラ「ねぇAちゃん。最後にキミにこれを伝えるよ」
顔を向けると、ライトくんが珍しく真面目な顔をしていた。
ラ「互いを信じ、理解した愛は、絶えることなく永久不滅」
そして、パチンとウィンクをした。
ラ「その事を忘れないでね♪」
その言葉を残して、ライトくんは姿を消した。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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8
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西 - この方角に福があるはずです
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ラッキーキャラクター
逆巻シュウ
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くろ(プロフ) - ダークムーンさん» コメントありがとうございます!更新はチマチマになりますが、気長に待ってていただけるとありがたいです!応援よろしくお願いします! (2017年10月23日 22時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
ダークムーン - とても面白かったです次の更新を楽しみにしています (2017年10月23日 22時) (レス) id: 64bccd7333 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)さん» コメントありがとうございます!ヘタな終わり方ですみません!本編を楽しみにしてくださっている方がいると思い、こういう終わり方をしました。また番外編第2弾を作る予定です!本編も番外編第2弾も楽しみにしていただけると幸いです♪ (2017年10月18日 6時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)(プロフ) - 番外編完結おめでとうございます!本編が気になって来ますね。更新されるのをいつでも待ってます♪ (2017年10月17日 22時) (レス) id: ee1d551d46 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - サイコハルさん» コメントありがとうございます!喜んでくださってなによりです!これからも応援よろしくお願いします! (2017年10月3日 18時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
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