episode26〜最後の日常〜 ページ34
〜episode25の続きです!〜
*
そして私はシュウさんと共に、屋敷に戻ってきた。
ラ「あ、お帰り〜Aちゃん!」
ライトくんが1番最初に気づき、近寄ってくる。
いつもと同じ態度の彼に少しホッとする。
私「ん、心配かけてごめんね、ライトくん。みんなも」
そう言って、リビングを見回した。
レ「…お気になさらず。貴女がどこかに行ったところで気に留めませんよ」
それは、私がどこに行ってもどうでもいいと言ってるようなものだった。
容赦ない言葉に固まっていると、レイジさんは静かに口を開いた。
レ「そういえば、先ほどカナトが、貴女が帰ってきたら、部屋に行くと言っていましたよ」
私は少し目を見開いた。
カナトくんが自分から私を訪ねるなんて、珍しいな。
いや、初めてかも。
1人納得しつつ、私は頷いた。
私「わかりました。…では、私は部屋に戻ります。失礼します」
レイジさんに頭を下げ、私はリビングを後にした。
*
部屋に戻ると、なんだか懐かしい気がした。
そして同時に、この部屋に来るのも最後なんだなって思った。
明日には、私、この屋敷にいないんだ。
考えると、胸が苦しかった。
そして、ルキくんとコウくんの言葉が脳に蘇った。
ル「もし、明日の夜、無神家に来なかったら、逆巻のヤツらを全員殺す。あの女もな」
コ「明日の夜、迎えに来るからね。それじゃ、おやすみ。エムうさちゃん♪エム猫ちゃんによろしく〜」
そう言っていた。
考えれば考えるほど、悲しかった。
しばらく涙ぐんでいて、やがて1つのことが分かった。
それは、無神兄弟に一緒に協力してほしいと頼むことが出来るということだった。
もし、このまま逆巻家に残ったら、みんなの命が狙われるし、頼んだとしても、受け入れてもらえないだろう。
けど、逆巻家を出て、無神家に居候すれば、無神兄弟がどんな性格なのか分かってくるし、頼めば、協力してもらえるかもしれない。
その考えがよく、心に光が差し込んできた気がした。
けど、すぐに雲がかかった。
それは、その事をみんなに話さなければならないという事だった。
話しても大丈夫かな?
反対されるよね。
けど、協力を頼むための潜入だって言えば、許してもらえるかもしれない!
よし、それでいこう!
私は勇んだ気持ちになり、屋敷を出る準備を始めた。
episode27〜横暴な自分〜→←番外編あとがきとお知らせ
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逆巻シュウ
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くろ(プロフ) - ダークムーンさん» コメントありがとうございます!更新はチマチマになりますが、気長に待ってていただけるとありがたいです!応援よろしくお願いします! (2017年10月23日 22時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
ダークムーン - とても面白かったです次の更新を楽しみにしています (2017年10月23日 22時) (レス) id: 64bccd7333 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)さん» コメントありがとうございます!ヘタな終わり方ですみません!本編を楽しみにしてくださっている方がいると思い、こういう終わり方をしました。また番外編第2弾を作る予定です!本編も番外編第2弾も楽しみにしていただけると幸いです♪ (2017年10月18日 6時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)(プロフ) - 番外編完結おめでとうございます!本編が気になって来ますね。更新されるのをいつでも待ってます♪ (2017年10月17日 22時) (レス) id: ee1d551d46 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - サイコハルさん» コメントありがとうございます!喜んでくださってなによりです!これからも応援よろしくお願いします! (2017年10月3日 18時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
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