episode24〜イブとアダムと〜 ページ27
私「あの、さっきから気になってたんだけど、イブってなに？」
そう聞くと、ユーマくんが口を開いた。
ユ「イブってのはお前のことだよ。ったく、物わかりの悪ぃ雌馬鹿だな」
はあっ！？
ル「まぁ混乱するのも無理はない。説明する」
そう言って、ルキくんは話始めた。
ル「わかりやすく言うと、イブというのは、ヴァンパイアをアダムに覚醒することの出来る者のことだ。けど、イブの人種は限られている。今のところ、逆巻家にいる小森ユイと、お前だ、赤崎A」
私は頷いた。
納得したようなしないような。
ル「あの小森ユイも、ヴァンパイアの血が流れている。そして、お前もヴァンパイアの血が流れている。そう考えれば、あのお方が動き出した理由もわかる」
なるほど。
ル「ちなみに、ヴァンパイアをアダムに覚醒させるには、結婚するしかない」
つまりイブっていうのは、ヴァンパイアと結婚して、アダムに覚醒させることが出来るって訳ね。
納得していて、ハッと気づいた。
てことは、私、ヴァンパイアの誰かと結婚しないといけないってこと？！
コ「ねぇ、エムうさちゃん？」
コウくんが笑みを浮かべ、身を乗り出した。
コ「キミは俺を選ぶよね？」
ええっ！
ユ「おい、コウ！雌馬鹿を占領すんな！」
ア「このイブは……俺たちの……もの……」
ル「そうだ。このイブは俺たち無神家のものだ。逆巻のヤツらには、特にアヤトには絶対に渡さない」
そんな…！
嘘でしょ…！！
唖然としていると、コウくんが不愉快そうにボヤいた。
コ「アヤトってアイツでしょ？赤毛で緑目の。俺、苦手っていうか嫌いなんだよね〜」
すると、コウくんの右目がキラッと赤く輝いた。
コ「アヤトくんには、エムうさちゃん渡さない。絶対に…！」
私はうつむいた。
私、アヤトくんと結ばれないの…？
せっかく見つけた、好きな人なのに…！
黙りこんでいると、ルキくんが口を開いた。
ル「今日からでも、ここにいてもらう必要があるが、最後に一度だけ、お前を逆巻のヤツらのところに返す」
そして、不敵に微笑んだ。
ル「もし明日の夜、無神家に来なかったら、逆巻のヤツらを全員殺す。あの女もな」
＊
そして、私は無神家のリムジンに乗せてもらい、逆巻家に着いた。
コ「明日の夜、迎えに来るからね。それじゃおやすみ、エムうさちゃん♪エム猫ちゃんによろしく〜」
コウくんは明るく言ったけど、私は暗い気持ちのままだった。
これからどうしよう…。
episode25〜思い出させる〜→←episode23〜イブは2人いる〜
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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X
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西 - この方角に福があるはずです
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ラッキーキャラクター
逆巻シュウ
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くろ(プロフ) - ダークムーンさん» コメントありがとうございます！更新はチマチマになりますが、気長に待ってていただけるとありがたいです！応援よろしくお願いします！ (2017年10月23日 22時) (
レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
ダークムーン - とても面白かったです次の更新を楽しみにしています (2017年10月23日 22時) (レス) id: 64bccd7333 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)さん» コメントありがとうございます！ヘタな終わり方ですみません！本編を楽しみにしてくださっている方がいると思い、こういう終わり方をしました。また番外編第2弾を作る予定です！本編も番外編第2弾も楽しみにしていただけると幸いです♪ (2017年10月18日 6時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)(プロフ) - 番外編完結おめでとうございます！本編が気になって来ますね。更新されるのをいつでも待ってます♪ (2017年10月17日 22時) (レス) id: ee1d551d46 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - サイコハルさん» コメントありがとうございます！喜んでくださってなによりです！これからも応援よろしくお願いします！ (2017年10月3日 18時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
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