episode21〜学校のアイドル〜 ページ24
その日、私とユイちゃんは音楽の授業のため、音楽室に移動していた。
すると、階段下で「きゃーっ!」と悲鳴があがった。
ふりかえると、1人の男の子が数人の女の子たちに取り囲まれていた。
綺麗な金髪に、愛嬌のある笑顔。
澄んだオッドアイの瞳が素敵な美男子だった。
私「ねぇユイちゃん。あの男の子誰?」
すると、ユイちゃんはその男の子に視線を投げた。
ユ「彼は無神コウくん。仕事でアイドルやってるんだ」
私は納得した。
だから、あんなに女の子たちに人気なんだ。
ユ「ねぇAちゃん!」
ユイちゃんに呼ばれ振り返ろうとした。
けどそれより一瞬早く、顔をあげたアイドルコウくんと目がバッチリ合った。
澄んだオッドアイの瞳に見つめられ、私はドキッとした。
ユ「早く行かないと、授業に遅れるよ!」
ユイちゃんの声に我にかえり、急いで階段をかけあがった。
その後、授業中もずっとコウくんの瞳が頭に残っていた。
音楽の授業を終え、2人で教室に戻っていると、
?「やっほー!エム猫ちゃんっ♪」
と、綺麗な美声が響いた。
ふりかえると、先ほど見かけたコウくんが立っていた。
コ「エム猫ちゃんが、女の子と一緒にいるって珍しいね」
ユイちゃんは微笑んだ。
ユ「うん、最近仲良くなった友達なんだ」
私は頭を下げた。
私「赤崎Aです。よろしくお願いします」
コウくんはニコッと笑った。
コ「うん!俺は無神コウ。副業でアイドルやってるんだ。こちらこそよろしくね、エムうさちゃん♪」
そして握手した。
コウくんの手は繊細で少し冷たかった。
まるで、アヤトくんと同じみたいな。
そこで、私ははっとした。
もしかして、コウくんも…!?
びっくりしていると、コウくんが怪訝そうに見つめていた。
コ「エムうさちゃん?どうかしたの?」
私「な、なんでもない!」
とっさに首を横にふると、ユイちゃんが口を開いた。
ユ「しばらく見かけてなかったけど、忙しかったの?」
コウくんはうなずいた。
コ「うん。ルキくんがさ、あのお方が動き出したって言ってて、みんなでどうするか話し合ったりしてたんだ〜」
ユ「そうだったんだ…」
ユイちゃんはうつむき、チラッと私を見た。
私はうなずいた。
間違いない、きっと私のことだ。
するといきなり、コウくんは私の手を引っ張った。
コ「ちょっとくんに聞きたいことがあるんだ。だから来て!」
ええっ!
ユイちゃんを見ると、立ちすくんだままだった。
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くろ(プロフ) - ダークムーンさん» コメントありがとうございます!更新はチマチマになりますが、気長に待ってていただけるとありがたいです!応援よろしくお願いします! (2017年10月23日 22時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
ダークムーン - とても面白かったです次の更新を楽しみにしています (2017年10月23日 22時) (レス) id: 64bccd7333 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)さん» コメントありがとうございます!ヘタな終わり方ですみません!本編を楽しみにしてくださっている方がいると思い、こういう終わり方をしました。また番外編第2弾を作る予定です!本編も番外編第2弾も楽しみにしていただけると幸いです♪ (2017年10月18日 6時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)(プロフ) - 番外編完結おめでとうございます!本編が気になって来ますね。更新されるのをいつでも待ってます♪ (2017年10月17日 22時) (レス) id: ee1d551d46 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - サイコハルさん» コメントありがとうございます!喜んでくださってなによりです!これからも応援よろしくお願いします! (2017年10月3日 18時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
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