episode9〜召し使い決定！〜 ページ11
それから数分後。
ア「ふぅ…やっと着いたぜ」
私はアヤトくんにお姫様ダッコされたまま、アヤトくんの家に到着した。
屋敷は見上げるほど大きく、なにかいそうだった。
(う…ちょっと怖いかも…)
私が首をすくませていると、アヤトくんは私を腕の中からおろしてくれた。
私「アヤトくん、ありがとうね」
アヤトくんはツンとそっぽを向いた。
ア「おら、さっさと行くぞ」
私「あ、待ってよー！」
アヤトくんが屋敷に入ったので、私は慌ててあとをおった。
しばらく歩いて、リビングに着いた。
ア「なんだ、誰もいねぇのかよ」
アヤトくんが呟いた。
私はキョロキョロしていて、机の上に手紙が置かれていたのを見つけた。
私「アヤトくん、あれ…」
私が指差すと、アヤトくんは机に近づいて手紙を取った。
手紙にはこう書かれていた。
「やっほー、アヤトくん♩実はカナトくんが高級ホテルの宿泊チケット当てちゃって、アヤトくん以外のみんなで行ってくるよ〜だから自分の世話は自分でやってね〜んふっ♩」
ア「チッ、アイツら…オレ様を置いていきやがって！」
今にもブチキレそうなアヤトくんを私はなだめた。
私「アヤトくん落ち着いて！つまり今、私達2人だけってことだよ」
そう言うとアヤトくんは、にやっと笑った。
ア「つまり、オマエはオレ様の召し使いって訳か。ククッ…面白れぇ」
(え？)
私が固まっていると、アヤトくんが王様のように言いはなった。
ア「よく聞け。オマエは今日からオレの召し使いだ。オレ様の言うことは絶対だかんな。飯の準備、部屋の片付け、風呂…全てお前がやれ。もし逆らったら…」
そこで言葉を切って、私の耳に囁いた。
ア「どうなるか、わかってだろうな…」
そう言って、アヤトくんはソファの上にふんぞり返った。
私は嬉しさと不安で、胸がバクハツしそうだった。
アヤトくんとずっと一緒にいられるという喜びと、何を命令されるかわからないという恐怖で、体が凍りつく思いだった。
けど、私は心に決めた。
何を命令されても、アヤト君の為に全力で取り組むってことを！
決意した瞬間、アヤトくんが口を開いた。
ア「おい、オレ様は腹が減った。世界一うまいたこ焼き作れ。」
(うっ！)
さっきの強い気持ちがどこかへ行ってしまった。
(やっぱり、アヤトくんの世話するのって無理かも…)
episode10〜好物と好物〜→←episode8〜初キス！〜
- 金 運: ★☆☆☆☆
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西 - この方角に福があるはずです
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くろ(プロフ) - ダークムーンさん» コメントありがとうございます！更新はチマチマになりますが、気長に待ってていただけるとありがたいです！応援よろしくお願いします！ (2017年10月23日 22時) (
レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
ダークムーン - とても面白かったです次の更新を楽しみにしています (2017年10月23日 22時) (レス) id: 64bccd7333 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - 桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)さん» コメントありがとうございます！ヘタな終わり方ですみません！本編を楽しみにしてくださっている方がいると思い、こういう終わり方をしました。また番外編第2弾を作る予定です！本編も番外編第2弾も楽しみにしていただけると幸いです♪ (2017年10月18日 6時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 緋夜(←暫くこれに。元 静香)(プロフ) - 番外編完結おめでとうございます！本編が気になって来ますね。更新されるのをいつでも待ってます♪ (2017年10月17日 22時) (レス) id: ee1d551d46 (このIDを非表示/違反報告)
くろ(プロフ) - サイコハルさん» コメントありがとうございます！喜んでくださってなによりです！これからも応援よろしくお願いします！ (2017年10月3日 18時) (レス) id: d53d7bf966 (このIDを非表示/違反報告)
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