前世はさとみくんの彼女だけど今世はリスナー《さとみ》 (ページ35)

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３０話ページ35

Aside

何で

私、逃げたんだろ

本当、ばっかみたい。

『どうして、私は逃げることしか出来ないのよ…』

…っ

こんな私、消えたら良いのに。

………

『…僕は宣言…しちゃいます…

君の…永遠の幸せ…

純白の…セレブレイト…

薬指にはリングを…』

…

プロポーズ

この曲大好きなんだよね

いつか、さとみたちが自分のお姫様を見つけたら

歌ってあげてほしい。

＿＿

なんて

りぃと、さとみは私を

お姫様〃って思ってる

『お姫様…って…私じゃないでしょ…』

…

２人に相応しくないよ私。

『相応しくないよ。りぃと、さとみになんか。』

「「そんなこと、誰が決めたの？」」

…？え？

『…りぃ…さとみ…』

＿＿＿＿さとみside

見つけちゃったー

A

相応しくないよ。

じゃないんだ。

相応しいよ。

とても。

前世の君も

今世の君も

相応しいよ。

莉犬side

相応しい。

お姫様だよ

Aは

とっても可愛いお姫様。

莉「…A」

『………』

さ「なんで、逃げたの？」

『…っ…無理だよ。私

２人に相応しくない。

…駄目な人間だよ。

…せっかく、プロポーズもしてくれたのに

逃げ

弱音を吐きまくって

馬鹿みたい…

２人も思うでしょ…？…

私は全てが駄目…

勉強も

歌も

料理も

運動も

全てが駄目…、

そんな奴が

りぃと、さとみのお姫様……？……

…っ……無理だよ。…』

莉「ねぇ。」

『…何…？』

莉「一緒にさ、未来で過去の話しようよ。

今は駄目だ。

と諦めてるかもしれない。

自分が嫌いかもしれない。

だけど、俺のお姫様…になったら

未来で過去の話しようよ

笑い話になるかもよ？

今は涙になってるけど。

いつかは、笑い話になる。

………………

だから

俺のお姫様になって…？」

さ「…A

俺

君の…優しい笑顔が大好きなの

また、俺は君の笑顔を失うの？

嫌だな。

そんなの。

無理。

俺のお姫様はA

莉犬のお姫様はAじゃない

………俺はAの王子で居たいの

駄目？

俺はAを幸せにする自信がある。…」

Aside

莉犬、さとみ「「俺のお姫様になってください。」」

今は答えれないかも

でも

いつか、２人のどちらかのお姫様に

＿＿＿なるよ＿＿＿＿＿＿＿