其れは君だった【文豪ストレイドッグス】ー探偵社編ー

選択肢……。 ページ43

敦side


太宰「噂さ」


不敵な笑みを浮かべる太宰さんが居て、急に空気が、重くなる。


太宰「Aちゃんの事、あの事件が気になってね、一寸調べたんだ。そして君は其の被害者達の関係者の一人。君だけが関係者のなかで異能力者であったのだよ。そして君の異能力は『触れた恨みのある人から生命を吸い取る』能力だ。」


という事は此処に来たのはAちゃんを殺す、為……。



太宰「敦君、Aちゃんを救出するのは中止だ。」


敦「えっ？でも、若し、処刑でもされたら！」

嫌だ！そんなの！Aちゃんが殺される何て考えただけでも手脚の震えは止まらないのに

太宰「今、マフィアならそんな事はしないさ。
一応、私、元マフィアだから。森さんならそんな事はしないよ、今は。」

敦「っ……」


太宰「取り敢えず、待機だ。」



結局……僕達は動けもしず、探偵社で待機することになってしまった。


その時、僕のポケットから何かが落ちた。

敦「ん……？」


拾うと、それは血塗れの位置情報を示すモノ、そう、GPSだ。

僕は此のGPSに心当たりはないし、如何して血塗れなのかは分からなかった。この先までは。







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