依頼は復讐 ページ30
敦side
Aちゃんが震え始める。
A「やめて……ちがっ、違うっ、そ、其れは私じゃない……私な訳ない……」
人影「あぁ？何寝ぼけた事云ってんだ？テメェがあの時警察だった兄を殺したんだよ！他にも沢山な！関係ない人ばっか巻き込みやがってよ、所詮テメェは誰にも必要とされてねェンだよ！」
A「っ！！」
Aちゃんがハッとした顔で僕を見つめた。
僕も僕に自問自答した。本当に僕は彼女を必要としているのか？
でも、答えは１つに決まってる。
敦「どんな顔しているんだ！彼女を必要とする人が此処に居るじゃないか！」
彼女を捨てる……其んな選択肢なんかあってたまるか。
だって、
太宰さんは、探偵社は僕を見捨てなかった。
ただ其れだけ、其れだけなのに。
A「あぁ、ぁああああ！」
彼女の半麗半血状態の体が無理をして立ち上がるのが解る。
腹部からの出血も酷いのにそんなものお構い無しだった。
彼女の刃は人影に向く。
彼女の見開かれた目には光も何も無かった。
何の感情も無く、思い遣りも。ただ、本能に任せる様な、自我を忘れて人影を見下している。
暴走というのか、いわないのか、でも、何時ものAちゃんでは無いけど、暴れてはいない。
見た目はAちゃんだけど、中身が違うような…………？
A「貴方が邪魔をするのなら、消す。」
“そうだA、其の水星麗乱で、お前を阻む者は掻き切れ”
彼女の尾が伸びる。
さっきのマリーちゃんの偽異能でやられた腕からどんどん動かなくなっていく……
敦「だ、駄目だ……A、ちゃん……！」
手が動かない…………如何、すれば…………！
『はーい其処までー』
包帯の巻いた腕が人影とAちゃんの額に。
其の瞬間、Aちゃんの尾がだんだん消えていく。
僕は上を見上げる。太宰さんだ。
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梅雨椪 - 青空と雨さん» 実際、私も小説描くの未だ未だ初心者ですから、書いてるうちに慣れてくると思いますよ！（私もそうでした）私は自分のオリキャラに文豪達を只巻き込んでいるだけなので、主人公のキャラ設定さえしっかりしていれば書けると思います！素敵なコメント有難う御座います！ (2019年8月7日 2時) (
レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 梅雨椪さん» めっちゃ面白かったです！どうやったらそんなに上手く小説が書けるんですか…？私の書いてる小説、全然ダメで…凄く羨ましいです！ (2019年8月2日 22時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - これからも頑張ります！どうぞ宜しくお願い致します！ (2019年7月25日 2時) (レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - 有難う御座います！頑張ります！ (2019年6月8日 0時) (レス) id: 7128cd4b8b (このIDを非表示/違反報告)
ピンポン - 敦くんが｢生き別れの妹です!!｣って言った時は笑いましたww更新楽しみにしてます (2019年6月8日 0時) (レス) id: fabb623d55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅雨椪 | 作成日時：2019年6月6日 22時
