其れは君だった0.5 末路 ページ49
ー云いたい事があるー
そう告げて掠れた声で、私の頬を掴み、血なんか御構い無しに喋り出す。
垢浪「嗚呼、僕の
と云い、携帯と紙を渡してくれた。其の紙には電話番号が書かれている。
垢浪「そして……御免ね……君の大人になる姿、見たかったな……」
私は口を開いた。
A「萎瑠雨 、萎瑠雨A!此れが私の名前!」
垢浪「A……ちゃん………………良い、名前、だ、ね…………」
垢浪さんの体重が私に掛かる。
思い瞼は閉じられて、手の力が抜け、私と、抱き合う。
動かない垢浪さんと抱き合った。
未だ少しか、体温が感じられる。
扉が開いて織田作さんが入って来たが、其の時の私は只泣くばかりで、織田作さんが入って来た事も気づかなかった。
最初出会った時より、白髪が増えた気がした。でも、動かなくても垢浪さんは笑って静かに眠った。
とても胸が痛くて胸を押さえながら喚いていた。
それを見る織田も哀しみを浮かべていた。
A「咖哩……美味し"かった……よ」
鉄の生臭い血の匂いがして、抜け落ちた感情も、今は全てが尊かった。
×××
あの後、書いてあった電話番号に電話を掛けると、芥川という人がでた。私はその人に引き取られたのだ。
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梅雨椪 - 青空と雨さん» 実際、私も小説描くの未だ未だ初心者ですから、書いてるうちに慣れてくると思いますよ!(私もそうでした)私は自分のオリキャラに文豪達を只巻き込んでいるだけなので、主人公のキャラ設定さえしっかりしていれば書けると思います!素敵なコメント有難う御座います! (2019年8月7日 2時) (レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
青空と雨 - 梅雨椪さん» めっちゃ面白かったです!どうやったらそんなに上手く小説が書けるんですか…?私の書いてる小説、全然ダメで…凄く羨ましいです! (2019年8月2日 22時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - これからも頑張ります!どうぞ宜しくお願い致します! (2019年7月25日 2時) (レス) id: dd9330d6af (このIDを非表示/違反報告)
梅雨椪 - 有難う御座います!頑張ります! (2019年6月8日 0時) (レス) id: 7128cd4b8b (このIDを非表示/違反報告)
ピンポン - 敦くんが「生き別れの妹です!!」って言った時は笑いましたww更新楽しみにしてます (2019年6月8日 0時) (レス) id: fabb623d55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梅雨椪 | 作成日時:2019年6月6日 22時