虚色アルバイト【創作】 (ページ11)

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バカップルページ11

明日side
すっかり朝になり、カーテンから太陽の光が小さく溢れている。下では母さんが「明日ーー！！起きなさーい！！」と大きな声が聞こえてくる。

明日「なんか....昨日カオスだった気がする....」
ふかふかのベッドには安心が沢山あって、暖かくって....簡単に言うと、ベッドから出たくない。

クラスタ「男子高校生ーー起きろー」
気怠(けだる)そうに降ってきたその言葉に俺はただただ不快感を覚えた。
あぁ....唯一の友達はお前だけだよ..ベッド。

クラスタ「いくら何でも朝弱すぎでしょ...(笑)」

母「明日ーーーー！！！学校遅刻するでしょ！！！！」
階段を上がって来る母さんの足音が聞こえて来て、俺は本能的にベッドから飛び出した。

明日「母さん。いい朝だね。」

母「あら、起きてたのね♪よかったわ〜〜♪起きてなかったら私がお着替えさせて私が朝ご飯を食べさせようと思ってたから〜〜♪」

明日「え...父さんは？」

母「"ゆうゆう"の事？言ったでしょ？"出張だ"って。」
ちなみに、"ゆうゆう"とは母さんから呼ばれている父さんのあだ名で、母さんは"あこあこ"と呼ばれている。
俺の両親はバカップルだ。