虚色アルバイト【創作】 (ページ2)

今日:16 hit、昨日:6 hit、合計:451 hit

俺は普通の高校生ページ2

明日side
教室で本を読んでいると、同級生に話しかけられた。

男子高校生Ａ「なぁ、明日。これから2-1のみんなでカラオケ行くんだけど、お前も来るよな？」

明日「いや..遠慮しとくよ。」

男子高校生Ａ「あ、そっ(笑)」
俺が遠慮する事を分かっていたかのように小さく微笑みながら「次は来いよー(笑)」と言い去った。

女子高校生B「ほら(笑)アイツ、誘い断ったでしょ？」

男子高校生C「はい！俺の勝ち〜〜♪」

男子高校生Ａ「マジでお前ら性格悪いわーwww」
やっぱりか.....アイツらがしている事は分かってた。
アイツらは、俺が誘いを断るか断らないかで"賭け"をしていたんだ。
俺はクラスでは結構浮いて、友達というか、話し相手が居ない事で有名だ。
俺は読んでいた本を通学バックに入れ、教室を出た。 _____________________________________________
家までは自転車で約１０分。
そう遠くはないから、たまに商店街で買い食いする。
今日は金がないから商店街をスルー。
まっすぐ家に帰ろうと、自転車のスピードを上げた。

？？？「あのーー！すみませーーん！」
大声で話しかけられた。しかも俺に。
少し耳が赤くなりながら自転車を止めた。

明日「な、何ですか？」

？？？「"宇野"って言う人のお家を探してるんだけどーー君、知ってる？」