｛☆---Zm---☆｝ ページ45
道路が赤く照らされるくらいの夕暮れ時。
私は珍しくゾムと一緒に帰路についていた。
Zm「んでな！その時のシッマの顔がほんとに苦しそうでな〜！」
『人が苦しんでるの見て笑うのゾムだけだよ…』
Zm「あとはトントンやな！あいつはほんまに苦しそうにしながらも全部食べてくれんねん！」
『もういいですその話…。言っとくけど私は行かないからね』
Zm「あ、そや！Aも今度一緒に飯食いに行く？」
『ねぇ話聞いてた？というか話全然噛み合ってなかったけど』
そんなことを話しながらゾムと歩く。
ゾムとご飯なんて一生行かない。それに食害は夏合宿の時に体験したし…。
ちなみにあの時コネシマさんを身代わりにしたのは悪いと思ってる。だっていつも受けてるなんて知らなかったから…仕方ないよね。
Zm「Aっ、話聞いとる？」
『え、ごめん。聞いてなかった』
Zm「キヨ君達に聞いた通りやな。たまに魂抜けるって」
『…ごめん』
考え込むとすぐ周りが見えなくなるのが私の悪い所だ。
まぁ、ゾムの話がどうでもよかったっていうのもあるけど…。真面目に聞いてたらご飯連れていかれそうだし。そうなったら絶対他の人も巻き込んでやる。
Zm「じゃあ今度飯行こ！それで許したるわ！」
『行かないからね』
私がそう言うと、ゾムは不満そうに頬を膨らませる。
その後しばらく話していると、ゾムがいきなり私の頬に両手を添えて向き合う形になる。
ゾムは何をするにも唐突だな…。なんて考えていると、ゾムの顔が一気に近くまで来た。
そのまま数秒間見つめ合う。
…段々と私の頬に熱が集まっているのが自分でもわかった。
仕方ない、こんな美形が近くにあったら普通こうなるよ。ね？普通こうなるでしょ？
そんな私を見て満足そうに笑ったゾムが口を開く。
Zm「A」
『……なに？』
Zm「俺、Aの事好きやで。俺と付き合ってくれへん？」
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鶴(プロフ) - コメントありがとうございます！作者は関西圏では無いので、キャラに合うような関西弁が出来ているか不安だったのですが、そう言って頂けるととても嬉しいです…！！！ (2021年2月16日 22時) (
レス) id: c881247ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ばんのすけ。 - 完結、おめでとうございます。面白くて一気見してしまいました。ちなみに私が好きな推しはzmです。関西弁なのも似合っててグッときます！ (2021年2月16日 21時) (レス) id: b7bc451954 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 柚香さん» コメントありがとうございます、楽しんで頂けたようでとても嬉しいです！ (2020年6月23日 23時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごくおもしろかったです (2020年6月23日 23時) (レス) id: f5da286a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 | 作成日時：2020年6月1日 22時
