｛52話：鈍感｝ ページ4
Gr「お…見えてきたな」
グルッペンさんにそう言われ少し先の方を見てみると、提灯が下がっている屋台がずらりと立ち並び、お祭り特有の人混みが出来ていた。
この町って結構観光名所らしいし、お祭りも賑わってるんだな。
『わ、人いっぱいいるね』
Uszw「お〜、すげぇなここ」
Gtmn「思ってたより規模大きいんだねぇ」
気を緩めたらすぐにはぐれてしまいそうだ。気を付けないと…。
そして、此処からはさっき決めた3人グループで行動することになったので、私はうっしーとレトさんと一緒に屋台を回り始めた。
屋台の匂いが鼻腔を擽り、なんだか懐かしさを覚える。
Rtrt「人多くない…？」
『まぁお祭りだしね。仕方ないよ』
Uszw「あ、俺たこ焼き食べよ」
『ちょ、はぐれないでね！？』
Uszw「分かってるって、Aじゃねぇんだから心配すんな」
『私だってはぐれたりしないし…！ってレトさんいつの間に綿あめなんて買ってきたの！？』
Rtrt「ん？今さっき買ってきたよ？」
レトさんは、一口食べる？と言って、ふわふわした綿あめを手でちぎって私の口元に持ってくる。
正直凄く美味しそうなので、お言葉に甘えて食べてみると、甘い砂糖の味が口の中に一気に広がる。
わたあめはいつ食べても美味しい。なんだか、小さい頃にキヨと行ったお祭りを思い出すな…。
ちら、と横を見ると、レトさんが嬉しそうな顔をして綿あめを食べていた。
…ちょっとかわいいかも、なんて無意識のうちに思ってしまう。
Uszw「…もしかしてだけど、気づいてねぇの？」
『え？何が？』
Uszw「…まじかお前」
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鶴(プロフ) - コメントありがとうございます！作者は関西圏では無いので、キャラに合うような関西弁が出来ているか不安だったのですが、そう言って頂けるととても嬉しいです…！！！ (2021年2月16日 22時) (
レス) id: c881247ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ばんのすけ。 - 完結、おめでとうございます。面白くて一気見してしまいました。ちなみに私が好きな推しはzmです。関西弁なのも似合っててグッときます！ (2021年2月16日 21時) (レス) id: b7bc451954 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 柚香さん» コメントありがとうございます、楽しんで頂けたようでとても嬉しいです！ (2020年6月23日 23時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
柚香(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごくおもしろかったです (2020年6月23日 23時) (レス) id: f5da286a01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 | 作成日時：2020年6月1日 22時
