｛23話：お互いサボり｝ ページ24
それから3週間が経ち、運動会が次の土曜日にまで迫ってきていた。
ちなみに、私は今初めて屋上で授業をさぼっている。
まぁ国語だったからいいよね、きっとエーミール先生は許してくれる。
屋上で1人、涼しい風を浴びながら休憩していると、屋上のドアがガチャリと開いた。
やばい、もしかして先生かな…？
Ut「は〜、やっぱり屋上は涼しいわぁ〜」
『う、鬱先生！？』
手をパタパタとさせながら屋上に入って来たのは鬱先生だった。
先生じゃなくて良かったけど、この人もやだな……。
やだなって言うのも失礼なんだけど、やっぱり女癖悪いし…。
Ut「あれっ！？Aちゃんやん…授業さぼったりするん！？」
『…今日が初めてですけど』
Ut「もしかしてエーミールの授業やったん？」
『そうですね。あの先生なら許してくれると思ったので』
Ut「エーミールは怒っても怖くないしな。」
ははは、と乾いた笑みを溢しながら、鬱先生は私の隣に腰掛ける。
す、凄く簡単に隣くるな…恥ずかしさとかないのかな？
『…鬱先生もさぼってるんですか？』
Ut「せやで、俺のクラスは数学やったから」
『数学ですか。まぁ数学はそこまで難しくないですし』
Ut「それは頭ええ奴しか言わへんわ。…なぁ、Aちゃん。俺にも敬語なしでええんやで？」
『…うーん』
Ut「なんでそんな微妙な返事なん！？」
確かにずっと敬語使ってたな…。
ただ、なんというか…上手く掌で転がされてる気がするから嫌だ。まあでも可哀相だよね、敬語だと壁感じるだろうし。
『…分かった、よろしく鬱先生』
Ut「よろしくな〜、てか昨日俺AちゃんにRINE送ったんやけど、見た？」
『え、そうなの？見てなかった…』
昨日はキヨと3時ぐらいまでゲームしてたし。
スマホを見てみると、確かにRINEが来ていた。…2時とかいう迷惑な時間に。
『なんでこんな時間に送って来たの…？』
Ut「Aちゃん夜更かししてそうやなと思って」
『確かにしてたけど…』
Ut「え、ほんまにしてるん？肌に悪いで？」
そう言って私のほっぺたをむに〜と触ってきた。…意外と痛い。
このままやられているのも癪なので、彼のもちもちしたほっぺをうに〜と引っ張る。
すると、痛かったのか鬱先生は顔を顰めて変顔のようになってしまった。
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赤月 アズ(プロフ) - 鶴さん» 了解しました！ありがとうございます（？） (2020年6月3日 14時) (
レス) id: 3cb13bb511 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 赤月 アズさん» コメントありがとうございます！一応誰とも付き合わない(予定)です！（もしかしたら番外としてオチアリストーリーを書くかもしれませんが...（笑））更新頑張ります！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
赤月 アズ(プロフ) - や・・・やばいTOP4と我々だは私得すぎるあの聞きたいことがあるんですけどオチとか決まってますか出来れば全員オチがいいなーと思っただけですすみませんこれからも頑張ってください！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: 3cb13bb511 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 仰げば尊死さん» コメントありがとうございます、楽しんで頂けているみたいでとても嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年6月2日 13時) (レス) id: f1f48612a8 (このIDを非表示/違反報告)
仰げば尊死 - ハマりすぎてイッキ見してしまった…続き待ってます！！ (2020年6月2日 1時) (レス) id: d6069bd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鶴 | 作成日時：2020年5月26日 15時
