片目が無くてもバレーが好きだ【ハイキュー】

遅れてやってくる ページ23

菅原side



東京遠征、1試合目。



烏野VS梟谷



16対25で負けた。



澤「フライング一周っ！！」

「「おおーっす……」」



負けたペナルティとして、全員でコート1周分のフライング。

俺たちの調子が悪いってわけではない。

ここにいる、梟谷、音駒、生川、森然……

どこの高校も、レベルが高いんだ。

菅「……くそっ」

日向と影山がいないと、やっぱり思うように点数が取れない……！

間に合うのか、あの2人……！？









烏野VS生川



結果は、20対25。

澤「うおっし、じゃあフライング一周っ」

「「おおっす……」」

またペナルティ。

一周し、膝に手を置き休んでいたとき、



？「おー、まだやってんじゃん！間に合ったね上出来！」

体育館の扉を、金髪の女性が開けて言った。

だ、誰……？

西「姉さん！！！」

東「えっ？西谷の、お姉さん……？」

西「いえ、！龍のです！」

言われてみれば、目とか雰囲気とか……

菅「確かに、似てる……！」

田「はぁ……無事で良かったぜ……！」

冴「ふぅ……」

田中のお姉さんが、後ろに振り向く。

その先には……









日「はぁ、はぁ……」

影「ふぅ……」





……日向と影山。

走ってきたのか、肩で息をする2人。

その後ろに、ヒョコっと顔を覗かせる岸廻。



「東京……強豪……！」



岸廻は子供のように、目を輝かせている。

覗き方とキラキラした目といい、どう見ても可愛らしい子供にしか見えなかった。

遠くから「じょ、女子がもう1人だとおぉぉぉお！？」と雄叫びが聞こえ気がしたけど気のせい気のせい。

それで良いの？→←＊注意＊

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