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「約束やっぱ守ってくれるんやな」
「それは後で。今はこっちよ」
言葉を軽く交わせるほど彼の肩の力が少し抜けて行くのに気づき今なら行けると感じる。
気づけば、彼の手元には綺麗な水の弓が出来上がっていた。
慣れた手付きで弦にかけ、ゆっくりと引分ける。
建物の影から慌てたようにペンダントをした人物が出て来たのをタイミングに矢を放った。
一直線に水の矢は飛んでいき、ペンダントの真ん中を貫く。と同時に、青い宝石は色を失い割れ、ペンダントをかけていた人物も倒れていった。
称賛したいのを抑えて、彼の肩から手を外し声をかける。
「多分あの宝石が壊れたから時期に魔術もその通信機も使えると思うわ。通信機が使えるようになったらすぐに連絡してあげて。向こうもその対処で大変なことになってるから」
彼は初めて振り向く。先程まで緊迫した状態だったのにも関わらず、その表情は何故か晴れていた。そして感謝を伝えられる。
なんて言葉を返せばいいかわからず、自分の手首にかけていたブレスレットを渡す。
そうすれば、彼はやっと自分のブレスレットが色を失っていたことに気づく。彼は、他人を感謝するよりもう少し自分を気にしたほうがいいのではないかと心配になる。
「ある程度回復の魔法が入ってるからすこしは変わると思う。返さなくていいわ、じゃあね」
そう声をかけて、背を向けると
「きっと、また後で」
と声をかかる。私はそれを聞こえないふりをしてその場から去った。
と、強がったものの魔素の乱れは完璧に治っておらずあの回復効果のあった魔道具のおかげでどうにかなっていた酔いが襲ってくる。
「ど、どうにか帰らないと……。魔法は使えそうだけど、姿変えてこのあと過ごすのは今日は無理だわ魔力的にも」
ウツの弓の一撃にもかなり魔力を使用した為、維持するのも難しい状態だった。情けなく感じながら、身を隠し遠くからひとらんがやって来ているを確認して、彼らに心のなかで謝罪しながら家に転移してその後ベットの上で瞼を閉じた。
気がつけば既に一日が経っており、仕事が早い彼らのおかげで終戦していたという訳だ。
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りと - 一気見させて戴きました…最終話で泣きそうになりましたね…いや、あれはもう泣いてた、うん。番外編の平和が沁みるわァ…色々あったし胸糞展開もあったけど幸せそうで良かった…うぅっ…。お疲れ様でした。素敵な作品に出会えて最っ高の気分です。 (5月5日 3時) (
レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 完結おめでとうございます！🎉ば番外編もとても面白かったです︎💕 (2022年11月9日 19時) (レス) @page50 id: 7cadbb1f0e (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - 唐揚げさん» コメント並びに祝いの言葉ありがとうございます。リクエストも少しお待たせする形となってしまいましたが、ぜひ楽しんでいただけると幸いです。 (2021年3月25日 12時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
唐揚げ(プロフ) - 完結おめでとうございます。そしてリクエストにお答えいただきありがとうございます。 (2021年3月24日 22時) (レス) id: 6975836a4f (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。完結祝の言葉もありがとうございます。番外編もよろしくおねがいしますm(_ _)m (2021年3月21日 1時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぐろさん | 作成日時：2021年1月11日 3時
