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戦争前夜。各部隊に配給される物資を最終確認をしていると、リディが現れる。
「トントンさん。こんな遅くまでお疲れ様です」
「いや、リディこそ明日は戦争当日やぞ。前回に比べ物にならんくらい動くんや今日は休んどけ」
今回の戦争では総務は前回よりもかなり忙しくなる。前線には行かないものの、長期に備えての物資追加や配給、治療など前回の戦争に比べるとかなり忙しいものとなるだろう。リディはある程度戦えることから場合によっては前線への物資配給の可能性もあった。
その為、早めに仕事を切り上げたはずなのに目の前にはリディが立っていた。
「トントンさんはグルッペンさんの護衛、更には全体の指示もあって休む時間なんて無いんですからトントンさんこそ休んでください。
って言ってもやめないでしょうし、僕も手伝います。トントンさんほど素早く確認はできませんが一人よりも早く終わると思いますし、早く終わらせて身体を休めましょう」
入隊してたった数カ月で、どうやら彼はかなり自分がどんな性格をしているか理解しているらしい。予定とは違うが、そこに苛立ちは無かった。
「そうやな。それなら手伝ってもらうわ。量はかなり多いから覚悟しとけよ」
「見れば分かりますね。もちろん覚悟済みです」
リディにも数をまとめている表を渡して、数えていると、足音が一人増える。
見れば、オスマンがやって来ていた。
「トントン、ちょっと話があんねん」
「あー、ここに部下おるけど大丈夫か？」
「大丈夫やで」
オスマンが頷くと、オスマンが話を続ける。
内容は大先生が控える場所の変更と近くにゾムを置くということだった。しかし、幹部しか知らない機密情報だった。
「おいそれ、機密情報やろ！」
オスマンの元に行ってリディには聞こえない小さな声で注意する。しかし、オスマンは反省している様子はない。
「近くにいるの気づかなかっためう〜。
ま、大丈夫やで」
「いやいや、グルッペンにも言われとったやろ。それに気づかなかったなんてありえ」
言い切る前に肩に手を置かれオスマンを見ると、耳元で
「大丈夫。グルッペンに許可取り済みや」
と真剣な声でオスマンがつぶやく。その後何事もなかったかのように
「じゃ、仕事の邪魔になるだろうし帰るわ。
お邪魔しためう〜」
と、呑気にリディや自分に手を振って帰っていった。
結局、彼は何がしたかったのだろうか。
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りと - 一気見させて戴きました…最終話で泣きそうになりましたね…いや、あれはもう泣いてた、うん。番外編の平和が沁みるわァ…色々あったし胸糞展開もあったけど幸せそうで良かった…うぅっ…。お疲れ様でした。素敵な作品に出会えて最っ高の気分です。 (5月5日 3時) (
レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 完結おめでとうございます！🎉ば番外編もとても面白かったです︎💕 (2022年11月9日 19時) (レス) @page50 id: 7cadbb1f0e (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - 唐揚げさん» コメント並びに祝いの言葉ありがとうございます。リクエストも少しお待たせする形となってしまいましたが、ぜひ楽しんでいただけると幸いです。 (2021年3月25日 12時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
唐揚げ(プロフ) - 完結おめでとうございます。そしてリクエストにお答えいただきありがとうございます。 (2021年3月24日 22時) (レス) id: 6975836a4f (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。完結祝の言葉もありがとうございます。番外編もよろしくおねがいしますm(_ _)m (2021年3月21日 1時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぐろさん | 作成日時：2021年1月11日 3時
