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「β国は策があって強気に出たのか。無いのに攻めるなんてそこまで愚かな国ではなかっためう」
「えぇ、オスマンさんの話を聞く限り十中八九あるでしょうね。β国は我が国よりも戦力はありませんし土地が有利といった条件も存在しませんから通常であれば勝敗は目に見えるでしょう」
「だが、俺達は先月α国と戦ったばかり。兵も負傷している。物資も通常よりも少ない状態だ。そこを狙ってきたんだろうな」
静かな総統室の中、オスマン、エーミール、そしてグルッペンが机の上に地図を広げて話し合っていた。
「だが、狙ってきたのはそれだけではないはずだ。それでも勝敗は良くて五分五分。悪ければこちらのほうがまだ戦力が上だ」
グルッペンが呟くと、エーミールが地図上のα国からβ国を指でなぞる。
「以前α国から研究施設が消えました。α国からβ国は森を挟んで隣。あの国にはもういないとなれば、可能性は他国へ逃走」
「要するにエミさんは、その研究がα国からβ国に移ったと言いたいってことか。可能性はあるけどなんの研究か分からんから、対策のしようがないで」
「可能性に対して警戒するだけでも違いますよ。魔道具、魔術に関しての研究であれば大先生がある程度対策が取れるでしょうし、もしもの場合に備えて今回は大先生には前線の後ろに控えて貰いましょうか」
「ふむ。他であればある程度は前線のシャオロン、コネシマが対処が取れるだろう。但し、大先生が前線の後ろに控える事は幹部と魔術部隊以外には隠しておけ」
そのグルッペンの言葉にオスマンとエーミールは無言で頷く。大先生はある程度自衛はできるものの魔法を使わない純粋な戦闘は周りに劣る。密偵は以前の件で居なくはなったがもう他にはいないかと言われれば100%ではない。切り札となる存在を隠すのは必然だった。
その中、オスマンが何かを考える素振りを見せる。
「どうしたオスマン」
「いや、一人だけ幹部やないけど伝えてもいいか？これは俺の賭けになるけど、予想が正しければ味方のはずやから」
「ほう、その者は？」
オスマンがその人物の名前を言うと、グルッペンは面白そうに頷く。
「いいだろう。どう伝えるかはそちらに任せる」
「わかっためう」
作戦を一通り纏めると、その場は解散となった。そして、幹部に作戦を伝えられた。
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りと - 一気見させて戴きました…最終話で泣きそうになりましたね…いや、あれはもう泣いてた、うん。番外編の平和が沁みるわァ…色々あったし胸糞展開もあったけど幸せそうで良かった…うぅっ…。お疲れ様でした。素敵な作品に出会えて最っ高の気分です。 (5月5日 3時) (
レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 完結おめでとうございます！🎉ば番外編もとても面白かったです︎💕 (2022年11月9日 19時) (レス) @page50 id: 7cadbb1f0e (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - 唐揚げさん» コメント並びに祝いの言葉ありがとうございます。リクエストも少しお待たせする形となってしまいましたが、ぜひ楽しんでいただけると幸いです。 (2021年3月25日 12時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
唐揚げ(プロフ) - 完結おめでとうございます。そしてリクエストにお答えいただきありがとうございます。 (2021年3月24日 22時) (レス) id: 6975836a4f (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。完結祝の言葉もありがとうございます。番外編もよろしくおねがいしますm(_ _)m (2021年3月21日 1時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぐろさん | 作成日時：2021年1月11日 3時
