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「大先生お疲れ様」
「あぁ、ロボロか。そっちもお疲れ様」
お互いに少し疲れた様子で椅子へと腰掛ける。終戦から一週間経ってそろそろ戦争後の処理も落ち着くといった辺り。大先生の部屋へと、結果を聞きに訪れていた。
「あの例の魔道具の結果どうやった？」
「あぁ。それを聞きに来たんやね……あれでも、担当ロボロやっけ？」
「ちゃうちゃう、これは俺が個人的に聞きたいなって思ってたことやから」
「なるほどね。別に構わへんよ、ちょっと待ってね」
散らかった机からメガネをとり、書類を探す大先生。お目当てのものが見つかったのか、読み上げ始める。
「えっとね、あれは通信の魔法がかかってたよ。いい鉱石使ってるからそこそこ魔力をためてたみたいで、今回反応を察知できたんやろうなぁ」
「連絡の魔道具ってそんなに魔力使うっけ。この幹部の連絡用魔道具もそんなに使わへんやん」
幹部同士が連絡をつけるための魔道具も、魔力が籠もっているが魔力の消費は少ない。不思議に思っていると大先生も不思議に思っているらしく、故意的に消費量を増やさないとそんな事にはならないと返ってくる。
「てことは、感知されることを承知で消費量を増やしたってことやんな？」
「そうやね。………もしくは、感知される事を狙ったんかもしれへん」
大先生は何かを考えるようにつぶやく。
ありえない。敵国なのに？
そんな考えさえも、証拠の無い現状としては否定出来ない。
「さておき、この魔道具の対になるものやけど、ゾムが持って帰ってくれた多分この欠片だと思うんよね」
それは、灰色になった石の欠片のようなもの。
ゾムから話を少し聞いている。β国の研究施設を攻めた時に拾ったものらしい。まぁ、正確に言えば捨てられた研究施設で人一人おらず、もぬけの殻になっていて、何かに繋がりそうなものを持ち帰ったというべきなのだが。
「んじゃ、そいつは研究施設の奴らと通信しとったんや」
「せやな！」
通気口から声が聞こえると思ったら、顔をのぞかせるゾム。
「お前普通に出られへんのか」
「いや〜驚かしたいなって思うやん？」
「いや、思わへんけど！」
笑いながらゾムは通気口から降りた。
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りと - 一気見させて戴きました…最終話で泣きそうになりましたね…いや、あれはもう泣いてた、うん。番外編の平和が沁みるわァ…色々あったし胸糞展開もあったけど幸せそうで良かった…うぅっ…。お疲れ様でした。素敵な作品に出会えて最っ高の気分です。 (5月5日 3時) (
レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 完結おめでとうございます！🎉ば番外編もとても面白かったです︎💕 (2022年11月9日 19時) (レス) @page50 id: 7cadbb1f0e (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - 唐揚げさん» コメント並びに祝いの言葉ありがとうございます。リクエストも少しお待たせする形となってしまいましたが、ぜひ楽しんでいただけると幸いです。 (2021年3月25日 12時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
唐揚げ(プロフ) - 完結おめでとうございます。そしてリクエストにお答えいただきありがとうございます。 (2021年3月24日 22時) (レス) id: 6975836a4f (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。完結祝の言葉もありがとうございます。番外編もよろしくおねがいしますm(_ _)m (2021年3月21日 1時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぐろさん | 作成日時：2021年1月11日 3時
