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「早速本題に入らせてもらうんやけど。
君はどこから来たん?」
「そうですね。元々はこの国に住んでましたが親の事情で隣国へと行きました。それからこちらで働く事が決まるまで向こうにいました」
リディは何事もないように、淡々と答える。その様子をオスマンはしっかりと見る。
「親はなんの仕事してたの？」
「ぼくは関与していないので詳しくは知らないですね。ただ少しばかり稼ぎは良かったようですが」
「そっか。それじゃ趣向を変えよう。
君はなぜここに働きに来た？」
「この国が好きだからですかね。まぁ、変わる前の国は大嫌いですが。後は、知り合いがいるからですかね」
「それはシャオロン？」
その問いにリディは肯定するように微笑む。
「そっか。それで、あの小屋で住んでたの？親元を離れて？」
その話題を出すとリディはピクリと反応を見せる。その一瞬をオスマンは見逃さない。
「小屋と言ってもちゃんと住めるようにしましたから。何年か前からたしかに僕はあそこに住んでましたよ」
「シャオロンの手紙にはそんな事は書かれてなかったらしいけど」
「それは、心配させないためですよ。わざわざ余計なことを言って心配させても嫌ですからね」
そう言ってまるで『普通はそうでしょ？』と言わんばかりに微笑むリディ。その様子をオスマンは面白そうに笑う。
「シャオロンを裏切るような事をしたら俺はお前を敵として見るから。もちろん他の幹部や総統も同様だけど」
それは多少の威圧が混ざる発言だった。
「裏切る？親友を裏切るわけないだろう？
さて、少し酔いが回りそうだから僕は帰りますね。ありがとうございます」
そう言ってリディは立ち上がり、帰っていく。その様子を穏やかにオスマンは見送る。
「あの……料金のお支払いを……」
そう店員から声をかけられオスマンは目を開く。
「あいつ、料金払ってないやん。てか、料金そこそこいい値段行っとるやんけ」
お支払い料金を確認して、リディが帰ったほうを見ながら「中々やるなあいつ…」と言って、シャオロンの財布の取ってお支払いを済ませる。
「いやー、まぁ、寝たシャオロンが悪いめう。俺は迎えに来ただけやから」
そう言って料金の支払いが終わるとシャオロンを背負い共に城へと帰っていく。
その次の日、朝からシャオロンが「あれ、帰っとる…それに金ないやん」と記憶のない前日を思い出そうと二日酔いと戦うことになった。
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りと - 一気見させて戴きました…最終話で泣きそうになりましたね…いや、あれはもう泣いてた、うん。番外編の平和が沁みるわァ…色々あったし胸糞展開もあったけど幸せそうで良かった…うぅっ…。お疲れ様でした。素敵な作品に出会えて最っ高の気分です。 (5月5日 3時) (
レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 完結おめでとうございます！🎉ば番外編もとても面白かったです︎💕 (2022年11月9日 19時) (レス) @page50 id: 7cadbb1f0e (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - 唐揚げさん» コメント並びに祝いの言葉ありがとうございます。リクエストも少しお待たせする形となってしまいましたが、ぜひ楽しんでいただけると幸いです。 (2021年3月25日 12時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
唐揚げ(プロフ) - 完結おめでとうございます。そしてリクエストにお答えいただきありがとうございます。 (2021年3月24日 22時) (レス) id: 6975836a4f (このIDを非表示/違反報告)
まぐろさん(プロフ) - ライアーさん» コメントありがとうございます。完結祝の言葉もありがとうございます。番外編もよろしくおねがいしますm(_ _)m (2021年3月21日 1時) (レス) id: 1cb24ca7d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぐろさん | 作成日時：2021年1月11日 3時
