僕の余命３日【まふまふ】【完結】

あと１日なんだ ページ4

まふまふside

ピーンポーン

まふ「はーい…」

そらる「入って良いか〜…？」

まふ「って、もう入ってるじゃないですか！」

リビングでくつろぎながらそう言うそらるさんにすぐにツッコミを入れた

そらる「(笑)…それで？話って何？」

笑っていたそらるさんの顔は真剣になった

伝えなきゃ…生きられないこと…

武道館のLIVEにも出れないこと…

伝えたいのに…

まるで喉の奥に言いたい言葉が詰まっているかのように声が出せなかった

まふ「そ…る……ん、、」

そらるさんは手を僕の頭の上にのせ、よしよしとするように頭を撫でてくれた

そらる「ゆっくりまふのペースで話して、ね？」

優しいな…

会ったときからそらるさんは優しかった

抜けているように見えてしっかりとしたお兄ちゃんみたいな人

まふ「あ…の…」

そらる「うん、何？」

まふ「僕…明日までしか……生きられ…ないん…です。」

そらる「えっ…？」

そらるさんは笑顔から絶望の顔になった

そらる「嘘じゃ……ないんだよな…？」

まふ「はい…」

そらる「そっかぁ…」

僕は泣いてしまった

さっきまで泣いてたのが嘘のように沢山泣いた

そらるさんもつられて泣いた

そらる「まふ、死ぬの…早すぎるよ…」

まふ「うぅ…ｸﾞｽｯ…そらるさぁん…独りで死ぬのやだよ〜…うあああ…」

そらる「それじゃあ…ずっと一緒にいる…」

まふ「無理だよ…ｸﾞｽｯ…」

そらる「無理なんかじゃないよ…ね？俺はまふとずっと一緒にいる。約束だよ…」

まふ「…うん」

そう言って僕らは叶うはずのない願いを指切りで誓った

ーーーーーーーーーーー

僕らはその後思う存分泣いた

泣いて疲れた…

そらる「今日はもう寝る？」

まふ「やだ！後一日しかないですし！」

そらる「夜更かしね(笑)…まふはさ？明日何かしたいことある？」

まふ「うーん…やらなきゃいけないことは歌い手仲間や、リスナーに言うことですよね？それ以外な〜…」

うーん…

あっ！

まふ「そらるさん！僕、路上LIVEしたいです！」

そらる「路上で？まぁ、良いよ。武道館では出来ないからね、最期までまふに付き合うよ」

まふ「！！そらるさん！ありがとうございます！！」

あっ、青い鳥に明日配信あるって投稿しとこ…


まふまふ＠携帯恋話
＠uni_mafumafu
明日大事な大事な配信あります
絶対絶対見にきてね


明日は楽しみだな

不安もあるけど…

最初で最期の路上LIVE



　









　







　








　

そして僕の最期の１日

大事な大事な配信→←隠しごと

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す