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五話 ページ7

にしても、北さんのお説教は大分長引いているらしい
言い訳をすればするほど自分の首が締まると言うのに


「なあ」

『……なに?治くん』

治「…入るん?」

『入る気ないよ』


宮治、宮侑の双子の片割れ
よく食べると聞いたことがある

にしても、勧誘が多すぎる
バレてるのは角名だけなのに、なんでわざわざ宮治の方まで来たのか、疑問だった


治「あんたさぁ、男とか興味無いの?

普通の女やったら喜んで入るのに」
そんで、紗彩を虐める

『ふーん……興味無いから』

治「…自分はほかの女とは違うアピールかいな」

『……は?』


宮治は小さい声で言ったつもりだろうけど、私には聞こえていた
なんだそれ、私だって来たくて来たわけじゃないのに


『なに?私が入って都合悪いってわけ?

そもそも入る気ないって言ってんのに

話、聞いてた??』


治「都合悪いから言ってんねん自分こそ話聞いてたん?

入る気ないとかどう証明するん??

証明の仕方が無いやんな」


『は?わざわざ証明しなきゃいけないわけ?
意味わかんないんだけど』


相手も私も血が登り始めていた
言葉なんて選んでられず、周りがざわつき始めた


治「お前もいちいち神経逆撫でしてきやがって!!」

『初対面で喧嘩売ってきたのはそっちでしょ?

なんで私がそんなこと言われなきゃいけないの?』



治「女なんて信用出来るわけないやろが!!

前のやつやってそうやって入ってきて紗彩を虐めとった!!

紗彩の髪は元々腰に着くほどの長さやったんに今では肩にもかからん長さになってしもうた!

なんでかわかるか!?

前の奴が紗彩の髪を切り落としたんや!
俺達の前でな!!」


入学当初の彼女の髪は長くて今でも印象に残っていた
彼女に目をやると、今では綺麗に揃えられているが所々短い部分がある
きっと、乱雑に切られたのだろう


角名「治、そろそろやめろ」

銀島「北さんめっちゃ見てるで……」

治「お前らは黙っとれ!!!

どうせこいつも!そこら辺の女と変わらん!!

ホントのこと言って何が悪いんや!!」


彼がそう思うのも仕方ないかもしれない
そりゃぁ、植え付けられた過去はそうそう覆せるものでは無い

よく知っている

だが、不愉快だ

そこらの女と一緒にされた挙句、私が相島さんのことを虐めるとまで言われたのだ

彼女とは初対面、お互いに認識はなかった

初めて話した位なのにそこまで言われてはさすがに私も引く訳には行かなかった

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真柴白 - 更新期待してま頑張って下さい(*'‐'*)♪!! (2021年1月27日 4時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
月下恋樺(プロフ) - MA.Sさん» コメントありがとうございます!ホントだ……オリキャラ入れた時にごっちゃなっちゃったと思われるかと…、全員一度訂正致しますね!ご愛読ありがとうございます! (2020年7月19日 5時) (レス) id: 05ae760f2c (このIDを非表示/違反報告)
MA.S - いつも楽しく拝見させていただいております。設定にあります、イナリ崎二年のクラスなのですが、アツムとギンジマくんが二組でスナとオサムが一組ではないでしょうか…?こちらの勘違いしますでしたら、申し訳ございません。今後とも作品を楽しみにしております! (2020年7月19日 1時) (レス) id: 63fe28e87a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月下恋樺 | 作成日時:2020年7月16日 0時

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