赤城仁花 48 ページ32
千佳「遊真君!そろそろ合同訓練・・」
修「じゃあ僕達行くな、仁花。」
三雲隊(修以外)は合同訓練がある為、医務室を出始めた。私は手を振り見送った。
風がふいている、そよ風?と言う奴だろうか。
赤城「・・私もう、一人じゃないんだね・・」
一人じゃなくなった、それは嬉しい事だけど。
赤城「皆の事、守らなきゃ・・!!」
皆が好きだと言う気持ちが更に高まった。そして、ベッドに寝転がった。
『良かったね。』
ハッとする。声がした。未だに誰だか分からないけど凄く聞くと安心する声が。
赤城「見てたの?」
私は窓ガラスに背中を預けてるぬいぐるみさんに寝ながら話す。
『言ったじゃん、ずっとそばに居るって』
赤城「・・・うん。」
・・・・私はこの人を知っている。だけど、思い出せない。私はぬいぐるみさんを撫でる。
赤城「・・貴方は一体何者なの・・?」
私は遂に確信を持った質問をした。
赤城「・・きっと会った事があると思うの・・
前にも私に似た事を言ってくれた人が・・・」
『「大丈夫だよ、ヒトカの前から居なくなったりしないからずっとーーー君のそばに居るから悲しまないで?」』
赤城「!!」
黒いぬいぐるみさんは言う。
赤城「やっぱり・・・貴方は・・もしかして・・・!!」
私は涙腺がまた緩んだ。きっと当たり前だろう
だって、だって・・・・
『ずっとそばに居るよ、これからも』
今までずっと私の事見てきてくれた・・・・
赤城「待って・・・!______」
貴方だったから。
黒いぬいぐるみさんは消えて行った。
また話せるよね、またこうして会えるよね、
そばに居るからすぐに会えるよ、きっと。
信じてるよ。
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作者名:湯のみと参加して下さっている隊員各員 x他4人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuga kanoshi/
作成日時:2015年3月11日 21時