【ワートリ】皆が大暴走してます（仮）part4

本田凛53 ページ38

カナミ：凛々！聞いて！


出水：おい、凛


嵐山：凛！今暇か？


うわ、ついてないな(白目)


この３人が会うとロクな事がない。


カナミ：……。


出水：お前はさっきまで一緒に居ただろ！次は俺の番なの！


引っ張るように後ろからホールドされる。


嵐山：出水だっていつも一緒だろー。たまには飯食いに行かないか？


ニコニコしながら手をとってくる。


カナミ：私の親友だから！二人に譲らないもん！


横からホールドしてくる。


ちょっとした幸福な時間。


それに比例するように悪夢が蘇る。


真っ赤に染まる手には、短刀か包丁げ握られていて


目の前では家族か仲間が赤黒く横たわっている。


目を伏せれば思い出す。目の眩むような事実。


これを背負って生きていくのは、辛い事。


カナミ：凛々？


出水：？


嵐山：凛、大丈夫か？


この人達がこうしてくれているだけで、幸せなのかもしれない。


凛：いや、何でもない。


緑川：あ！凛先輩いた！今からゲーセンでmaimai…って、どうしたんすか？


凛：ああ、約束していたな。そういう事だから。またな。


出水：あ！………緑川の奴


カナミ：あとで潰す。

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