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でもそれは丸一年待たなきゃだめってことか。
でもここで1年間お世話になるのも駄目だろうし…。
どこか働く手立てを見つけなければならない。
「来年のクリスマスイブの夜11時から0時。
いや、その時はもうクリスマスか。
その時の一時間だけ、絶対に混ざり合うはずのない二つの概念が混ざり合い一つになる」
「だけど、ただ待ってるだけじゃだめ。
その混ざり合う概念は、魔力も、妖怪などの存在も、何もかも混ざってしまう。
その状態で元の世界に戻るのは危険なんだよ。
必ず元の世界に戻れる確証もないし、その穴を空ける事自体にもやり方が整備されてないから難易度は高い。
いわば、泥沼の中に丸い穴を開けるようなものだよ」
諏訪子様がそういって一息つく。
「だから、澪は一年の間に、その泥沼に穴を開けるための筒を用意しなくちゃならない。
きちんとルートを一方通行で整備するんだ。
だって、筒さえあれば泥沼にも簡単に穴を開けられるだろ？」
「じゃあ、私はその筒の整備をやればいいんですか⁉」
私が思わず食いつくと、諏訪子様が首を振った。
「ううん、それができるのはその時間になってから。
だから、澪にできるのはそれまでに想子を確実に貯める事。
その筒っていうのは、周りのぐっちゃどろを超える干渉力を求められる。
普通なら澪の魔法力が鍵になるけど、その時は常識そのものがまざってるから、ただひたすらに膨大な想子を注ぎ込めば干渉力を超えられる」
やった、元の世界に帰れる方法はある。
この古臭い世界で一生を過ごすことはないのだ！
「それじゃあ、私はそれまで想子を使わなければいいんてすか？」
「いーや。それはダメだ。
見たところ、お前たち夢幻の魔法師というのは、私たちと同じ理屈の魔力原理が応用されているようだ。
お前の想子の器がいっぱいになったら、制御できずに漏れ出してしまう。
だから、その前に他に想子を預けておかなくちゃならないのさ」
その言葉に早苗さんがぽんっと手を打った。
「それならあの鏡はどうでしょう？
あの鏡は無限に魔力を収納できるんですよ。丁度いいと思います！」
ナイス早苗さん！
一瞬閉ざされた道がまた開いた！
「まぁ、毎日想子をそこに貯めていけばいいでしょ。
澪は想子量が多いから、一年で貯まるんじゃない」
「……やった」
思わず零れ出たその言葉。
「だけど、澪。お前に言いたい事がある」
すると、神奈子様がこちらをじっと見つめた。
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颯貴 - わかんなかったらもっかい聞いてちょ (2020年12月16日 20時) (
レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - すると、ruby:なんとか〜とか出てくるはず。それでおーけー。編集画面には表示されないけど、保存して読者として作品を見るとルビが振られてるよん。 (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - テキストってとこに、ルビ（読み仮名）を振りたい漢字を入れて、その下だったかな？もう一つの欄にルビを書き込む。すると下にプチ再現が出るから、おkだったら決定なり挿入なりをたっぷ、 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - まず、編集画面行くじゃん？そこでさ、本編のすぐ上にいろんなアイコンが横にズラーッて並んでない？地球儀とか工具とか。その工具をたっち。そんで、下にスクロールしたら『ルビ振り』ってあるはずなの。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - あぁ、それは教えたるわ。次のコメントで長々解説すんね。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：颯貴 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/MizuhasiSatuki/
作成日時：2020年11月29日 13時
