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「よっしゃ。あ、じゃあ八坂さんも……?」
「あぁ、改めて自己紹介だ。
私の名前は八坂神奈子。
元々風雨の神だったが今は訳あって山の神だ」
「―――――すっごくなにがあったか気になるんですがそれは」
「んまぁタブーっちゃタブ「すみませんでした」いや全然気にしていない」
「それでは八坂様とお呼びすればよろしいでしょうか?」
「いや、神奈子でいい。諏訪子だけ諏訪子様は癪に障る」
「そ、それでは、か、神奈子様……」
「あぁ。それでいい」
そういって神奈子様が満足気に笑った。
うわっふ美人……。
「私も早苗さんでいいですよ!」
「あ、ありがとうございます……」
早苗さんの柔らかな満面の笑みに思わずはにかんでしまう。
「私の記憶が正しければ早苗さんはこの二人の神の力を使って古式魔法の力の底上げをしているんでしたっけ?」
「はい!ですが、私たちは澪さんの考えるような魔法の理屈とはちょっと違うんですよ」
「?」
「実は私たち一定の強さを誇る古式魔法師や妖怪には『能力』といって、それに沿った魔法を使えるようになっているんだ。
例えば早苗だと、早苗の能力は『奇跡を起こす程度の能力』だな」
「奇跡、ですか……。すごいですね」
「いえ、これは元はといえば神奈子様様諏訪子様の力を少し借りて使う能力ですので」
「いいや、借りるのはスケールが大きくなるときだけだ。
んで、この能力はすぐそこにある、世界がとくに大きく動かないような小さな奇跡はすぐおこせる」
「へ、へぇ、結構アバウト……」
「んまぁそうだな」
(颯貴:公式での設定が曖昧です……)
と、とりあえず、その古式魔法師の一種にはこの三人と同じように『能力』があってそれに沿った魔法を使えるってことだよね?
「んで、その能力者は主に刻印魔法を使う。というか私たちでは刻印魔法が一般的だな」
へぇ、刻印魔法が……。
「ほら、これがその刻印魔法の『スペルカード』だ。
私たちではスペカなんて言ったりするな」
そういって神奈子様がポケットから白いカードを取り出した。
「このスペカにはそれぞれ人物固有の魔力に反応するようになっていて、他人の魔力では発動しない仕組み。」(創造設定)
諏訪子様がそういってスペカを広げて見せる。
「へぇ、そうなんですね……」
私はそう頷きながらあっと手を打つ。
「って、そういえば守矢家って刻印魔法は五十里家より技術が高いんじゃなかったっけ?
……今も昔もあんま変わんないんですね」
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颯貴 - わかんなかったらもっかい聞いてちょ (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - すると、ruby:なんとか〜とか出てくるはず。それでおーけー。編集画面には表示されないけど、保存して読者として作品を見るとルビが振られてるよん。 (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - テキストってとこに、ルビ(読み仮名)を振りたい漢字を入れて、その下だったかな?もう一つの欄にルビを書き込む。すると下にプチ再現が出るから、おkだったら決定なり挿入なりをたっぷ、 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - まず、編集画面行くじゃん?そこでさ、本編のすぐ上にいろんなアイコンが横にズラーッて並んでない?地球儀とか工具とか。その工具をたっち。そんで、下にスクロールしたら『ルビ振り』ってあるはずなの。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - あぁ、それは教えたるわ。次のコメントで長々解説すんね。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:颯貴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/MizuhasiSatuki/
作成日時:2020年11月29日 13時