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「とまぁ、改めて自己紹介をさせて頂きます。
私の名前は月ヶ瀬澪。2082年生まれの現代魔法師です」
「…………これはまぁ、なんというか」
「―――――タイムスリップ、だねぇ」
最初はこんなバカみたいな話、だれも信じないと思っていた。
だけど、今目の前にいる三人は当たり前のように信じている。
「それで?澪はその2099年から来た現代魔法師?とやらなのか?」
「はい。2099年代では魔法が技術の一つとして世界を争うものの一つとして立派に発展しています」
「おぉ、ということは異次元現象は政府や世界公認ということか?」
「いえ、魔法というのはこの技術に当てはめた名称のため、実際は本当に技術の一つとして受け取られています」
「へぇ〜、私もその世界にぜひとも行ってみたいところだな」
「それで?」
「えーっと、私は調整体魔法師と言って……」
―――そうして、私は三人に包み隠さずすべてを話した。
私が姉を亡くしたことも、その影響で研究所に復讐しようとしていることも。
一つ一つ懇切丁寧に説明していたら、いつのまにか時間は夜の7時半になっていた。
幸い全員頭が良くて、わからない所は互いに保管しあってくれて説明は一回で済んで楽だった。
それに、私は今までそれを当たり前として生きてきたからいざとなったら説明するのが難しかったけれど、八坂さんと諏訪子ちゃんがいい感じに誘導してくれてとても説明する側としても楽に説明することができた。
「なるほど、理解したよ」
「すごいですねっ、私はその時おばあちゃんですか」
「んで、澪は元の世界に戻る為に魔法エネルギーの穴を探していると?」
というか、この人たち余剰次元理論や現代魔法の第一パラドックスまで一瞬で理解したんですよ⁉
理由を聞けば『教えて貰っている最中に矛盾点があった』ってすました顔で言うしっーーー!
良い意味悪い意味そっちのけで頭良すぎだよみんな。
「それで、その魔法エネルギーを確かにここの山で
感じたんだな?」
「っはい。それで、無我夢中で登ってきちゃって…」
「あのねぇ、君は今三徹なんでしょ?
ちょっとは自分の体をいたわってみたら?」
諏訪子ちゃんの呆れたような言葉に私はあははとから笑いを溢した。
「それで、私からも質問です」
「ああ、答えよう」
八坂さんの言葉に、私はそっと口を開けた。
「貴方達は、何者ですか?」
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颯貴 - わかんなかったらもっかい聞いてちょ (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - すると、ruby:なんとか〜とか出てくるはず。それでおーけー。編集画面には表示されないけど、保存して読者として作品を見るとルビが振られてるよん。 (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - テキストってとこに、ルビ(読み仮名)を振りたい漢字を入れて、その下だったかな?もう一つの欄にルビを書き込む。すると下にプチ再現が出るから、おkだったら決定なり挿入なりをたっぷ、 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - まず、編集画面行くじゃん?そこでさ、本編のすぐ上にいろんなアイコンが横にズラーッて並んでない?地球儀とか工具とか。その工具をたっち。そんで、下にスクロールしたら『ルビ振り』ってあるはずなの。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - あぁ、それは教えたるわ。次のコメントで長々解説すんね。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:颯貴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/MizuhasiSatuki/
作成日時:2020年11月29日 13時