【名探偵コナン×魔法科】その日、満月は綺麗だった。〜第二夜〜

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おぅふ……。

うわぁ、これは紛れもなく言い訳のしようもない素晴らしき美人だ、生粋の。

緑色のセミロングの髪に、ケロちゃんをあしらったカチューシャ、それと蛇？の髪飾りをつけている。
……爬虫類好きなんだね。

(蛙さんは両生類です)

それに、白と青を基調とした巫女服。

手には巫女の道具？と思われる、気の棒の先に白い長方形の紙が付いた杖を持っている。


(詳しい容姿を知りたければ『東方 東風谷早苗 ふにちか 立ち絵 pixiv』と放り込んでください
　この方の絵綺麗ですので)


「あれ、諏訪子様。その人は参拝客ですか？」

「いや、さっき山であった家出少女。
　パワースポットを探してるって本人は言ってたけど」

何それまるで私が嘘を言ってるみたいじゃないですかやだぁ。

「パワースポットですか……？
　諏訪子様、近くにありましたっけ？」

「そうだね。私も聞き覚えがない」

その言葉に二人ともうーんと悩む。

「あの、その、お名前をお伺いしてもいいですか……？」

私が恐る恐る聞くと、二人が同時に振り返った。

「ん、でも人に名前を聞くときは―――」

「さっ、先に言います！私は月ヶ瀬澪ですっ」

女の子の言葉に上からかぶせるように自己紹介をすると、二人はこちらに体ごと向いた。


「初めまして、この守矢神社の巫女をしている東風谷早苗(こちやさなえ)といいます。」


「同じく。この神社に住んでる洩矢諏訪子(もりやすわこ)だよ」


どうやらみどりっ娘の方は東風谷早苗さん、ちっちゃい女の子は諏訪子ちゃんというらしい。

…………東風谷に、洩矢に、それに諏訪子。珍しい名前だな、覚えやす(失礼)

―――ん？守矢神社？洩矢諏訪子？東風谷早苗？


「おぉ、どうしたんだ？客か？」


私が少しひっかかりを覚えていると、奥の本殿の方から女の人がゆったりと歩いてきた。

わっふ……！

これまた美人。

これはガチで否定のしようがない。

だけど、東風谷さんや諏訪子ちゃんとは違うタイプの美人だ。

諏訪子ちゃんは昔によく言った守りたいこの笑顔タイプで、(いや本当は諏訪子祟る側である)
東風谷さんはかわいいタイプだ。

そして、この人は姉御肌なタイプ。頼りになるリーダー的な。

「この人は……？」


「あぁ、申し遅れた。この神社の一応神主をやっている、八坂神奈子(やさかかなこ)だ」


(他の人に会ったら早苗が巫女、神奈子神主で通しているという主の独断設定です)

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