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「親から家出しているのなら今すぐ戻った方がいいですよ。
……失ったものは、なくしてから気付くものですから」

その言葉には少し哀愁が漂っていた。

この人も過去になにかがあったのだろうか?

私がおねえちゃんを消された(・・・・)ように、この人も。

「諸伏警部〜、どうかなさったんですか?」

すると、遠くから知らない男の人(モブキャラ)が走ってきた。

え、警部?

するとふとあのベリショの美人刑事さんが思い浮かんだ。

あの人は確かに私を生死の分岐点から引っ張り出してきてくれた人だ。

今まで無関係の人には話したこともない、私の心のうちを話した人。

また、会えたらいいな。

東都に戻ろうとしている理由も、実はそれもあったりする。

「いえ、少し寄り道ですよ。
 先に行っていてください」

「了解でーす」

そういってその室伏?警部とやらは目を細めた。

えっこの人目ぇ怖ぁい()

「…………自分の居場所、ね」

―――最初から決まっていたのかもしれない。

やっぱり、私は。





死ぬ運命だったのかもしれない。





私は後ろを体ごと振り返った。

今は絶好のタイミングで、おひさまが野山に隠れて沈もうとしていた。

……死ぬなら、あそこがいいな。

そう思っていた瞬間。



おひさまが沈んだ。



そして。









明らかに魔法的エネルギーが揺れた。

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颯貴 - わかんなかったらもっかい聞いてちょ (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - すると、ruby:なんとか〜とか出てくるはず。それでおーけー。編集画面には表示されないけど、保存して読者として作品を見るとルビが振られてるよん。 (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - テキストってとこに、ルビ(読み仮名)を振りたい漢字を入れて、その下だったかな?もう一つの欄にルビを書き込む。すると下にプチ再現が出るから、おkだったら決定なり挿入なりをたっぷ、 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - まず、編集画面行くじゃん?そこでさ、本編のすぐ上にいろんなアイコンが横にズラーッて並んでない?地球儀とか工具とか。その工具をたっち。そんで、下にスクロールしたら『ルビ振り』ってあるはずなの。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - あぁ、それは教えたるわ。次のコメントで長々解説すんね。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:颯貴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/MizuhasiSatuki/  
作成日時:2020年11月29日 13時

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