54(佐藤刑事side) ページ11
そこから先は、ひたすら彼女の号哭が続いた。
「どうせ、私たちなんていらないって思ってるくせに!」
「私たちを排斥するんでしょう!公務員の権力が強く動かないから!」
「私の事、人間じゃないって言わないで!」
「私だって人間だよ!ロボットなんかじゃない!
人殺しなんかじゃない!すべてあいつらが悪いんだ!」
最初は私たちをののしっていたけれど、その言葉はやがて自分自身の悲痛の叫びに変わっていた。
その悲鳴の内容に高木くんと顔を見合わせる。
これはただ慰めるだけでは済まないようだ。
『人殺しなんかじゃない』。
彼女は警官に恨みを持つのを見る限り警察に容疑を着せられた経験があるのだろうか?
それに、最後の『すべてあいつらが悪いんだ!』というのは復讐する可能性、つまりサツジンなどの非行に走る可能性がある。
それは絶対に阻止しなくてはならない。
どうやら、私個人として助けたかったのを警察官としてのちゃんとした理由ができたことで、彼女の話を聞くことを正当化できるようだ。
「ねぇ、なんで貴方は人殺しって言われているの?」
「…………関係ないでしょ」
女の子は頑張って顔をそらす。
「関係なくないって言ってるでしょう。
そうね、貴方は警察に罪でも着させられたのかしら?」
「…………違う」
「じゃあ、なにがあったの?」
そういいながら警官の技として手首を起用にひねってナイフを地面に捨てる。
そして、高木くんから傘をもらい、かのじょの方に向かって傾けた。
「……なぜ、私にそこまで構う?」
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颯貴 - わかんなかったらもっかい聞いてちょ (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - すると、ruby:なんとか〜とか出てくるはず。それでおーけー。編集画面には表示されないけど、保存して読者として作品を見るとルビが振られてるよん。 (2020年12月16日 20時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - テキストってとこに、ルビ(読み仮名)を振りたい漢字を入れて、その下だったかな?もう一つの欄にルビを書き込む。すると下にプチ再現が出るから、おkだったら決定なり挿入なりをたっぷ、 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - まず、編集画面行くじゃん?そこでさ、本編のすぐ上にいろんなアイコンが横にズラーッて並んでない?地球儀とか工具とか。その工具をたっち。そんで、下にスクロールしたら『ルビ振り』ってあるはずなの。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴 - あぁ、それは教えたるわ。次のコメントで長々解説すんね。 (2020年12月16日 19時) (レス) id: b9ddb7cad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:颯貴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/MizuhasiSatuki/
作成日時:2020年11月29日 13時