私とアイドル。7【ツキウタ。】

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陽を揶揄い終えたところで、兎に角海さんを探そうと言うことになり何処にいるんだ…？と悩んでいれば新が、





「そう言えばさっき木に登ってた時見つけたんだが、向こうの方で煙があがってたな」




「それって狼煙？」




「だろうねぇ」



「お！新ナイス！」



「あの木登りが役に立つなんて…」





…と、言うわけで新が見たと言う方向に歩いていたのですが、私はその光景を目の当たりにして固まる。






簡単に説明すると、やたら手際良く火の番をしている海さん。…と、焚き火の近くで小さく座ってる涙くんの姿。






「……海さんって本当にアイドル？」



「現実から目を背けるな。間違いなくアイドルだ。」






ボソリと呟けば陽に聞こえていたらしい。
海さん、たぶんアイドルやってなくても生きて行けると思う。






とりあえず行こう？と夜に促されて歩き出せば、後ろから声を掛けてくる元気な声。そこには何か魚を持った郁くんがいました。





「陽に新さん隼さんに夜さん、Aさん！皆さん居なくなったから心配してたんですよ！」




「えーっと、その前に郁くん…」



「はい！何ですか？」



「その…持ってるものは？」



「魚です！海さんに教わって食料をと！」



「郁くん、君もそっち要因か…！」



「あー…サバイバル要因が増えたな、夜」


「……だね」






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