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三十二話 ページ32




─Cater Diamondside─



『Aちゃん……大丈夫かなぁ……』



トレイ「Aなら、大丈夫だよ……心配してても始まらないだろ?」



あー、それ。



『それだよ、トレイくん。』



トレイ「……どういう意味だ?」



『オレたちさぁ……だいたいいつもAちゃんなら大丈夫〜、って思ってたよね。Aちゃん、いつもニコニコしてたから。



でも実際、Aちゃんは大丈夫じゃなかったんだよね。



オレたちの思い込みだっただけで。



あの子はさ、多分、人に気にかけて欲しかったんだよ。



自分はここにいるよ、我慢したくないよって言いたかったんだよ。



寂しがり屋なんだよ。



まぁ、けーくんの思い込みかもしれないけどね(笑)』



Aちゃんはオレに似てる。



きっと、常に友達の機嫌を伺っていたんだよね。



ずっとそうやって来たから、自分を隠そうって言う考えになっちゃったんだよね。



自分を知られたくないけど、他人のことはしりたい。



やっぱり似てるよ。



オレがちゃんと一から友達になるから、



戻っておいでよ。






─Tray Cloverside─



ケイトの話は、納得せざるを得なかった。



俺たちがAをちゃんと気にかけてやれなかったのは、大丈夫だと思い込んでいたから。



アイツの本音に気付いてやれなかった。



副寮長失格じゃないか。



言い切ったケイトの表情は、どこか寂しそうで、きっと俺も同じ顔をしていただろう。



リドルと言い、Aといい、傷付けてばかりだな……俺は。



でも、もう一度、俺たちにチャンスをくれるなら、



『無事に戻って来てくれ……』



心からの願いを口にした。

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ナオ - え、待って、尊い。ありがとうございました!めちゃめちゃよかったです!ラギーくん、可愛い!そして、我氏、男主くん推しになりそう…これからも更新楽しみにしております故、頑張ってください! (2021年5月15日 0時) (レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - え、オバブロ?男主くんオバブロしちゃう? 一気読みして、なんだこの神作は…!と思いました!できればラギーくんとの絡みがみたい……これからも頑張ってください! (2021年5月10日 15時) (レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
水の飴 - とんでもない神作に出会ってしまった、、、 (2021年5月9日 5時) (レス) id: 4e0d7a65ba (このIDを非表示/違反報告)
むしば(プロフ) - 続きめちゃくちゃ気になります!!頑張ってください(*´∀`)♪ (2021年5月4日 1時) (レス) id: a099461a17 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください! (2021年5月2日 21時) (レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユーイ | 作者ホームページ:ないよ★  
作成日時:2021年4月27日 22時

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