二十五話 ページ25
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『ジェイド〜、ごめん、ちょっと先生に捕まっちゃって…』
フロイド「あっ、シロちゃんやっと来たぁ〜。」
ジェイド「お待ちしていましたよ、A。」
図書室を出てすぐに、バルガス先生にゼッケンを体育倉庫にしまってくるように言われたため、遅くなってしまった。
ヤバイ、ヤバイ。慌ててオクタヴィネルに向かったが、予定より十分遅刻してしまった。
リドルだったら、首をはねられてたよ。
アズール「さぁ、座ってください。」
俺が指定した席に着くと、コトンとティーカップが置かれ、綺麗にお茶が灌がれた。
アズール「それでシフトの件なのですが、何か希望はありますか？」
希望、希望ね〜…
『ハートの女王の法律を出来るだけ守りたいというか…首をはねられるのはちょっと……』
俺がそれを伝えれば、ジェイドが困ったように眉を潜めて笑った。
ジェイド「具体的には、どうすればいいのですか？」
『うーんとね、"ハートの女王の法律 第21条 食前７時までに戻らなければならない"に反するのはダメだね。
あぁ、でも、"ハートの女王の法律 第56条 水曜日は女王が認めた者以外、９時まで戻ってきてはならない"ってのがあるから、水曜日は９時まで仕事できるよ。』
フロイド「何そのルール…めんどくさぁ〜。」
ジェイド「確かに大変ですね。」
『あはは…ごめんね〜……』
アズール「それでは、水曜日以外は７時までに帰せば良いのですね。」
『うん、そうしてもらえると助かる…』
そう言うと、アズールさんはシフト表に水曜日８時半まで、その他の曜日６時半まで、と書いた。
親切で優しい人だな、ホント。
『ありがとう、アズールさん。』
アズール「あの……その…さん付けやめてもらえません？」
『え？』
アズール「お、同じ学年なんですから、そう気を遣わなくても……いいですよ。べ、別に対価を要求したりしないので……」
『……ありがとう、アズール。…これでいい？』
アズール「はい……よろしくお願いしますね、A。」
『ふふっ、よろしく。』
アズールと距離が縮まったような、気がした。
フロイド「アズールばっかりずるーい！！オレの方がシロちゃんと仲良いし〜！！ね〜、シロちゃん♪」
『あはは……』
ジェイド「おやおや、僕はAと事故チュ『あああ！！！！』」
俺は、慌ててジェイドの口を塞いだ。
『言ったらダメだよ、ジェイド！！』
耳元で言えばくすりと笑われた。
ジェイド「いいじゃないですか。」
『良くないの！！』
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ナオ - え、待って、尊い。ありがとうございました！めちゃめちゃよかったです！ラギーくん、可愛い！そして、我氏、男主くん推しになりそう…これからも更新楽しみにしております故、頑張ってください！ (2021年5月15日 0時) (
レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - え、オバブロ？男主くんオバブロしちゃう？ 一気読みして、なんだこの神作は…！と思いました！できればラギーくんとの絡みがみたい……これからも頑張ってください！ (2021年5月10日 15時) (レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
水の飴 - とんでもない神作に出会ってしまった、、、 (2021年5月9日 5時) (レス) id: 4e0d7a65ba (このIDを非表示/違反報告)
むしば(プロフ) - 続きめちゃくちゃ気になります！！頑張ってください(*´∀`)♪ (2021年5月4日 1時) (レス) id: a099461a17 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年5月2日 21時) (レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
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