二十二話 ページ22
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ペラリ
風呂上がり、俺は動物言語学の授業内容をまとめたノートをパラパラと捲る。
『よっし、誤字はないかな〜。』
昼休みにでも渡せばよかったが、生憎ジェイドと昼を食べたので渡せなかった。ジェイドがフロイドと一緒に居なかったのは珍しかったな。
「ん？えーっと…先輩？」
声がして、振り返れば、俺が追い出してしまった１年の子がいた。
『ん？あれ、君は、えーっと…あぁ、マロンタルトの…』
「そっす！俺、１年のエース・トラッポラっていいます。」
『そっか、そっか。初めまして、エースくん。俺は、２年のA・ハクガーです。』
そう、自己紹介をすれば驚いた顔をするエースくん。
『どうした？』
エース「あ、いや、なんかすみません。」
『ん？なんで？』
エース「いや、なんか、先輩もっと怖い人だと思ってて…」
『ふはっ、あははっ、そっか、そっか！まぁね、初対面で追い出しちゃったからね(笑)第一印象はそうなるか(笑)』
若干、頬を赤くして「すみません…」と謝る後輩くんの頭をポンポンと軽く撫でる。
『俺、ちょっと用事があるからまたね、エースくん。』
手を振ってその場を去る。
意外に素直な後輩くんだ。
ーーーーー
ーーー
ー
オクタヴィネル寮の鏡の前に来て、オクタヴィネルに入れば、目の前に広がる海。
相変わらず、すごいところだ。
ー
〜Jayd Leech side〜
フロイド「ジェイド〜、ねぇ、ここ、わかんなーい。」
僕がベッドでスマホを弄っていると、フロイドが課題プリントを見せて、そう言ってきた。
『どこですか？おや、』
動物言語学の問題だ。
『すみません、僕達のクラスは明日習う範囲ですので…』
フロイド「ちぇー。あ、そうだぁ、シロちゃんならわかるかも〜。」
『Aですか。確かにわかるかも知れないですね。』
フロイドは、Aの隣になったと言っていたので、もしかしたらフロイドの分もノートにまとめてくだっさっているかも知れません。
なんだかんだで、面倒見がいい気がしますし、Aは。
そんな会話を交わしていると、コンコンと部屋の扉がノックされた。
ｶﾞﾁｬﾘ
開けると、そこにいたのは恐らくお風呂上がりのA。
A「あ、ジェイド。フロイド居るかな？動物言語学、まとめて見たんだけど…」
『ふふっ、やっぱりでしたか。』
予想的中。
水色のノートを持つAは、僕の言っていることの意味がわからなかったのか、首をかしげた。
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ナオ - え、待って、尊い。ありがとうございました！めちゃめちゃよかったです！ラギーくん、可愛い！そして、我氏、男主くん推しになりそう…これからも更新楽しみにしております故、頑張ってください！ (2021年5月15日 0時) (
レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - え、オバブロ？男主くんオバブロしちゃう？ 一気読みして、なんだこの神作は…！と思いました！できればラギーくんとの絡みがみたい……これからも頑張ってください！ (2021年5月10日 15時) (レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
水の飴 - とんでもない神作に出会ってしまった、、、 (2021年5月9日 5時) (レス) id: 4e0d7a65ba (このIDを非表示/違反報告)
むしば(プロフ) - 続きめちゃくちゃ気になります！！頑張ってください(*´∀`)♪ (2021年5月4日 1時) (レス) id: a099461a17 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年5月2日 21時) (レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
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