十九話-番外編- ページ19
・
『ラギーくん！！』
ラギー「！？？！なに！？」
面白いくらいに、肩を跳ねさせるラギーくん。
『ねぇ、俺のドーナツ食べた！？食べたよね！？』
ラギー「！？！？なんでバレ…んん"っ！！食ってないっすよ！？」
『嘘つけ！！せっかく貰ったのに！！返せよぉ！！』
ラギー「無理っすよ。もう俺の腹ん中っす。」
『やっぱ、食べたんだな！？なんでだよー…せっかく兄上がくれたのに…』
ラギー「美味しそうだったから…つい…ってか、お兄さんいたんすね。」
『つい…ってお前なぁ…あ！ラギー、作れ！！』
ラギー「はい？？」
『食った分のドーナツ！！作れ！！今すぐ！！』
ラギー「なんで今！？いつでもよくないっすか！？」
『駄目…実は…腹ペコなんだよぉ〜…』
昼を食べる時間がなくて、腹ペコなんだ。何でもいいから食いたい。
ラギー「む、無理っすよ…俺、レシピとか知らねぇし…」
『じゃあ、教える！！教えるから！』
ラギー「自分で作った方が早そうっすけど！？」
いや、それは、ほら……
『べ、別に？ってか、作ろ！！早く！！』
ラギー「え、ちょっ、A！？はぐらかすなって、押さないで、押さないで！！」
ーーーーー
ーーー
ー
『はい！まずは、材料！』
ラギー「もー、仕方ないっすねぇ。ただでさえレオナさんの世話で忙しいってのに…！」
『はぁ！？元はと言えば、君がドーナツを食べてしまったからであろう！？』
ラギー「口調、口調。人格変わってるってば。」
『んん"っ…よし、じゃあ次文句を言ったら、ラギーくんとは絶交ということで。』
ガチだかんな！？
ラギー「わーってるっすよ。」
ーーーーー
ーーー
ー
『あぁ！！ちょっと！ちゃんと分量、量って！！』
ラギー「え！？てきとうじゃないんすか！？」
『え、ちょっとなんか減ってね？？溢した？』
ラギー「そ、そんなことないっすよ〜…ヒュー♪ヒュ♪ヒュー♪ヒュー♪」
『嘘が下手だな！！お前！』
いろんなハプニングを乗り越えて、やっとできたドーナツ。
『ん〜…不味くはねぇや…』
ラギー「ん？どれどれ……美味しいじゃないっすか。」
『え、俺の口可笑しい？』
ラギー「アンタ、第三王子で金持ちだから旨いもんしか食ってこなかったからじゃないっすか？」
『うーん…いや、やっぱ旨い！』
ラギー「？？なんで手作りがよかったんすか？」
『だって…作ってみたかったんだもん…』
ーー
続く
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ナオ - え、待って、尊い。ありがとうございました！めちゃめちゃよかったです！ラギーくん、可愛い！そして、我氏、男主くん推しになりそう…これからも更新楽しみにしております故、頑張ってください！ (2021年5月15日 0時) (
レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - え、オバブロ？男主くんオバブロしちゃう？ 一気読みして、なんだこの神作は…！と思いました！できればラギーくんとの絡みがみたい……これからも頑張ってください！ (2021年5月10日 15時) (レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
水の飴 - とんでもない神作に出会ってしまった、、、 (2021年5月9日 5時) (レス) id: 4e0d7a65ba (このIDを非表示/違反報告)
むしば(プロフ) - 続きめちゃくちゃ気になります！！頑張ってください(*´∀`)♪ (2021年5月4日 1時) (レス) id: a099461a17 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年5月2日 21時) (レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
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