十四話 ページ14
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アズールさんに許可を取り、俺は横にすーっと動く。明らかに、アズールさんの手の力が強くなった。
分かりやすいなぁ。
『落とさないよ〜。大丈夫だよ、手の力緩めてね。』
いつの間にか、敬語も外れちゃっている。
緩んだことを確認して、俺は次に移る。右に左にカーブが急だが大丈夫だろうか。
案の定、カーブに差し掛かった直後、ﾋｭｯと息を飲む音がした。
これ、次の一回転、ヤバいのでは？？
『や、やめる？アズールさん？大丈夫？』
アズール「す、すみません。続けてくださいっ…」
大丈夫じゃなさそうだ…
一回転に差し掛かる……
どうしよう、マジで大丈夫かよ…
『アズールさん、腹に手、回して目瞑っててください。すぐに終わります。』
アズール「！？！？？！？は、はい…」
ゆっくりと腹に手を回す、アズールさん。
よしっ。
くるんと一回転をして、着地した。
カリム「すごかったな！人、一人乗せてこんなにできるなんてな！今度俺も乗せてくれねーか？？」
『ふふっ、いいよ。』
リドル「流石、得意科目なだけある。あれだけ正確にカーブを曲がれるとはね。お見事だったよ。」
『うわ、めっちゃ褒めるじゃん、ありがとう。』
アズールさんの魂が抜けたような顔をみて、これはヤバイと思った。
急いで、手を引いて木陰に連れ込む。大丈夫かな。
『アズールさん、大丈夫ですか？』
アズール「だ、大丈夫です。あ、ありがとうございました……その、少しはマシ…でした……」
その言葉を聞いて、よかったと安堵する。
『よかったです。』
にこりと笑ってそう伝える。
少しでもマシになったならよかった。
握っていた手が、いつもより熱いのに俺は気付かなかった。
アズール「……ホントに気付かないんですね…………振り回さないでほしい……」
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ナオ - え、待って、尊い。ありがとうございました！めちゃめちゃよかったです！ラギーくん、可愛い！そして、我氏、男主くん推しになりそう…これからも更新楽しみにしております故、頑張ってください！ (2021年5月15日 0時) (
レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - え、オバブロ？男主くんオバブロしちゃう？ 一気読みして、なんだこの神作は…！と思いました！できればラギーくんとの絡みがみたい……これからも頑張ってください！ (2021年5月10日 15時) (レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
水の飴 - とんでもない神作に出会ってしまった、、、 (2021年5月9日 5時) (レス) id: 4e0d7a65ba (このIDを非表示/違反報告)
むしば(プロフ) - 続きめちゃくちゃ気になります！！頑張ってください(*´∀`)♪ (2021年5月4日 1時) (レス) id: a099461a17 (このIDを非表示/違反報告)
うさ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年5月2日 21時) (レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
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