子供が大きくなりました【跡部景吾】

大きくなりました　8 ページ9

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久しぶりの運転をして彼の家に行く。








奥さんにも会えるかな？



彼の家はここから大体1時間弱。







たまたま休みになったらしく

私を誘ってくれた。



景吾に内緒なのは仕方がない。








途中休みながらやっと着いた。

運転ってこんなに疲れるもんだっけ？









長「あ、ここだよー！」

A「久しぶりちょた！」






私の男友達ちょた。

鳳長太郎。




久しぶりに会えた。

広い駐車中に車をとめる。









A「また大きくなった？」

長「景吾さんよりは小さいと思うけどね」









ちょたは私が結婚してから

跡部さんって言っていたのを

景吾さんにしてくれている。



私も跡部だからね…









A「天音ちゃんは？」

長「天音は買物に行ってるんだ」









天音ちゃんはちょたの奥さん。

小さくて可愛い癒し系の子。


ちょたの5つ年下で結構仲がいい。









A「なんで？」

長「ケーキの材料だよ」





あ、忘れてた。

もう少しで美姫の誕生日。






今年は手作りに挑戦してみたくて

パティシエの天音ちゃんに

教えてもらうことにした。








A「買物なら私が行ったのにな」

長「天音張りきってたから任せておこうよ」

A「んー、そうだね！」




長「先に家に…」







ちょたはある一点を見つめて固まった。





どうしてだろう。

嫌な予感がする。







A「…ちょた」

長「景吾さんになんて言ってきた？」

A「…出かけるって言った」




長「僕のことは？」

A「言ってない…」









振り向けない…

振り向いたらおしまいだ…






だから絶対に振り向いちゃ…




景吾「おい」

長、A「「はぃぃ！！」」





景吾「浮気か」







嫌な予感があたった…

なぜいるの？




私の腰を抱いて牽制してる。

大人気ない気もするけど嬉しい。








A「浮気じゃないよ」

景吾「なんで黙ってた」





A「家族みんなに内緒にしたかったの」








お母さんはこんなのも作れるんだよ！

ってアピールしたかった…







A「景吾も一緒に作る？」

景吾「……あぁ」






嬉しそうに柔らかく微笑む景吾。






良かった

機嫌治った。

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