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第40話!懐かしの彼ら ページ40

『ここが私の家』
「ここがズラ?」

『そう!これからはコマさんはどうするか分かんないけれど、私はここに居るよ』


そう言って家の紹介をした。
そして鍵を開けてドアノブを回してドアを開けた。

すぐに気づいた。

…部屋の奥には電気が着いている。
きっとエンマが帰ってきてつけたのだろう。


(朝かちゃんと消したし…)


「お邪魔するズラっ!」
『どーぞ、コマさん』


そう言って中に入れると、私は直ぐに鍵を閉めてリビングに向かった。


ガチャ…


『ただいま、エン……ん?』


ふと、私の目にはたくさんの妖怪が目に見えた。
…懐かしの妖怪たち。


『!』


小さな妖怪から大人くらいの大きな妖怪まで。

思わず目元が暑くなって視界が歪んだ。
たくさんのことを思い出した中、妖怪の視線は私の方に向き、ガバッ…と飛びついてきた。


ぎゅーっ


量の多さに私は思わず床に倒れた。
でも、抱きしめられないほどの腕の中には大好きな友達が居るのを感じられた。
彼らの少し冷たくて人じゃないけれど、私の心が暖かくなった気がした。


(ああっ、懐かしいなぁ…)


ポツポツと涙が溢れ、止まらずにいると頭にフワフワと彼がやってきた。
涙でいっぱいな目で彼を見た。

額に大きなばってんの傷跡。
青色の猫で赤いマントをつけた猫の妖怪_フユニャンだ。


「大丈夫か?」
『っ、うん…ありがとうフユニャン』


白い柔らかいところで軽く涙を取ってくれて、ハンカチで軽く目元を拭いてくれた。
そしてゆっくり起き上がると、優しい顔をして妖怪たちが私を見ていた。
…古典妖怪のみんな。
うんがいちゃんが呼んでくれたんだ。


『ただいま。みんな』
「「「「おかえりー!」」」」


私は近くに居た一つ目小僧の手を取って起き上がった。
そして頭を撫でて、来てくれた妖怪一人一人抱きしめた。

懐かしさをかみ締めながら。


(みんな、小さいなぁ…。昔は丁度いいくらいだったのにっ。)

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設定タグ:妖怪ウォッチ , ケータの時代 , 文スト   
作品ジャンル:アニメ
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シグマ(プロフ) - ふぶき姫の悪口さん» 多肥?(たひ?) すみませんが本来の意味での使い方あってますか?お名前通りお口が悪いようで。お気になさらないのなら閲覧しないでください。 (2022年11月5日 18時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 水瀬琥雪さん» おぉ!一緒ですね! 閲覧ありがとうございます!頑張ります! (2022年9月15日 8時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
水瀬琥雪 - ぷにぷに私もハマってます!!ホロライブ初めは分からなかったけど、調べていくうちに好きになってました!!小説面白かったです!更新頑張ってください!! (2022年9月11日 20時) (レス) id: 27e17eb645 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 道化師さん» はい!更新致しました! こちらこそ閲覧いただきありがとうございます!!励みになります!! (2022年8月8日 2時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
道化師(プロフ) - まさか最新された!?( ;∀;)ありがとうございます。 (2022年8月7日 21時) (レス) id: 8f98cfc8bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:椿の花って綺麗ですよね?とシグマ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2020年4月27日 7時

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