ストレスと甘え☆ ページ13
『執事っ…嫌だっ……イヤだよォ』
私は執事に向かってストレスをぶつけた。
それは甘える事だ。
何時もは甘えない。疲れた時やダルい時は甘えてしまうが殆どはしない。
『もう、なんでポートマフィアなのぉ?』
「お、お嬢様っ。人前ですよ?」
『もうっ、どうでもいいもん!糞だもん』
私は執事にギュッと抱きついた。
彼は困った為、とりあえず頭を撫でていた。
「人前で拗ねるのはっ…」
『五月蝿い!五月蝿い!』
ぴょんぴょんと跳ねて執事に甘えさせて欲しいとアピールした。執事は人前で大胆な行動はしない。
「あれが拗ねる」
「うわ、子供だ」
「………」
3人は見ていた。ただ1人、中也は嫌そうな顔だった。
そしてボソッと声を漏らした。
「俺ならしてやるのに…」
『執事ー!言う事聞いて!』
「さ、流石に…」
そして意味わからない時間が進んだ。
Aは現実逃避の為甘え、執事はそれに困り、中也は嫉妬し、太宰は引いており、森さんは興味深そう見ていた。
「わ、わかりました!後で何時ものアレをするので許してください」
観念してそう言うとAは顔を服に埋めながらピクッと止まった。
ポートマフィア(((と、止まった)))
執事(仕方ない……家で、ですよ)
するとAは元気に顔をあげた。
『ホントに!やった!!!』
「……何時になったら卒業してくれるのでしょうか?」
彼女はバンザーイと両手を上げ下げしていた。
とても喜んでおり、そして執事に笑いかけた。
『約束破ったら怒るからね!』
「はい」
そして彼女は上機嫌に執事の元から離れ、森さんの前に向かった。
『言っておくけど、私は入りたいなんて一言も言ってないからね』
「ああ。分かってるよ」
森さんはニコッと笑った。
笑みの裏に何かあるのだろうけど私はスルーした。
そして太宰の前に立った。
「……なに」
『手出して』
「はい?」
Aは太宰に言った。
しかし、嫌だと言うように出さない。
『異能力を解くんだよ!中也にかけたから!』
「自分で解除しなよ」
私は黙った。
そして下を向いて恥ずかしく言った。
『じ、自分で…解除…出来ないっの!』
「………」
すると、彼は私の真ん前に来た途端、頭を撫でた。
そのお陰で異能力が解けた。
『あ、ありがとう』
「あっそー」
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作者名:しぐまざん(シグマ) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2020年6月26日 1時