カラフルな異世界で魔法士になりました！【オリジナル小説】 (ページ7)

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【一章】2.屋敷と厄介者① ページ7

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「ただいま。あ、あの子は客人。保護してきたの。私の隣の空いてる部屋に泊まらせてあげて、しばらく居すわらせるつもりだから」

「かしこまりました。お客様、ようこそミツェル家へ。私は筆頭使用人のエイと申します。ターナ、お客様をお部屋に案内しておいてください。私はオーキルと食事の支度を進めておきます」

「はい、エイ様」

ターナの後に続いて、屋敷の中に入っていく。
それはそれは絢爛豪華すぎて目が眩むほどだった。

「つーかさっきのって…」

「エイ様ですか？エイ様は使用人…と言っても今は私を入れて3人しかいませんが、昔はたくさんいたのです。その中でも料理、洗濯、掃除、庭の手入れなど…全てにおいて抜きんでていらっしゃいます」

「万能なのは分かったけど…何でこんな広い屋敷に3人しか雇わねーの？」

「それは…少し、色々ありまして。前の旦那様…イフ様のお父様が亡くなったことが原因の1つですね」

ターナはそれだけ言うと、口を閉じてしまった。
そして部屋の前に立ち止まり、ここだと言ってすぐに行ってしまった。