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【一章】1.畑とハーフエルフ�� ページ6
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それっきり黙ってしまったイフを横目に、沙羅は辺りの景色を眺める。
さっき居たところとうって変わって人の出入りが激しい。
市場のようなところが賑わっていた。
「なんだありゃ」
「見ての通り、商店の市場ですよ。クバタリ商店街。王都からの商人の出入りがかなりあって、結構すごいんです」
「商店街かー…。そんなことより腹減ったなー」
「そうですか。見えてきましたよ、屋敷が」
ターナは風の速度を少しずつ弱め、止めた。
「イフ様、着きました」
「……」
「おい、イフ？」
「ひゃっ！？こ、こら、サラ！びっくりさせないでよ！」
「ターナもおれも何回か声かけたよ！？」
「そ、そう…ごめんね。」
どでかい門をくぐると、屋敷の前にはびしっとしたスーツに身を包む老人がいた。
「お帰りなさいませ、イフ様」
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