カラフルな異世界で魔法士になりました！【オリジナル小説】 (ページ4)

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【一章】1.畑とハーフエルフ④ ページ4

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「探しましたよ、イフ様！もう、見回り中にどこかに行ってしまうなんて…」

「ごめんってば。あ、この子、身寄りなくて困ってるらしいの。お屋敷に泊めること、いいわよね？」

「はぁ…またそんな…ってえええええ！？黒！黒じゃないですか！！嫌です！反対です！！」

「何かすっげぇ嫌われてない！？」

いきなり黒と言われ蔑まれ、戸惑っているとイフが救いの手を差しのべてくれた。

「こら。色で判断しないの。この子…サラは喋ってみたけど、いい子よ？」

「すみません…焦ってしまいました。改めましてお客様、私はターナ・コルトと申します。イフ様付きの侍女です」

「月島沙羅。少しの間厄介になる。ごめんよ」

「さ、行きましょ。ターナ、よろしく」

「分かりました。お客様、どうぞこちらへ」

ターナが叩いた所は何もない空中だった。
半信半疑で座ってみると、これがまた心地が良かった。

「では、屋敷に向かいます」