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#55ページ。 ページ9

『何もしてない。』



恐怖を覚えている癖に、私の口はいつものように少し冷たく言い放つ。



「はぁ?貴方が先生に何かしたから嫌々したがってるんでしょ?」



そんなこともわからないの?語る威圧的な目が20個、私を射る。



『本当に何もしてない。というか、何かって何よ?』



反論するのは久々な気がする。



だけど私の反論などへでもないかのように平然としている。



「何か、なんて私達がしたわけじゃないから分かるわけないじゃない。だから聞いてるのよ?」



それでも吐かないと言うなら、と前置きすると、それが合図かのように2人の生徒に羽交い締めにされた。

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作者名:月夜の葉桜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年11月19日 16時

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