元ゼロ所属の救済人【警察学校組】【名探偵コナン】

１４：幼馴染 ページ16

わたしは無言で上司を恨んだ


何故よりによって零に何も伝えていないのだ、と




「A」



ぼーっとしていると急に名前を呼ばれる


「質問に答えて貰えます？」
『あっ、うん』



どうしよう、何も考えて無かった




『幼馴染だよ』





......うんまあ幼くは無いけど初めて会ったの数年前だし？

間違いではない、うん



「幼馴染......ですか」
「そ！俺、緑川唯！よろしくな」



大事な幼馴染相手に嘘を付かせるのは心苦しいけどバレちゃいけないなら仕方無いよね？


ああもう胃が痛い......さっきまで平和だったのに




「貴方とよろしくする気はありませんが一応。安室透です」

「お、おう...」
「安室さん！？」



安室透スマイルはどこへやら


目の前の零は降谷零のときの普段の顔になっている



つまるところ少し不機嫌そうな無表情ということだ




『.........どんまい？』
「うっ......地味にくるからやめてそれ」



性格はあんまり変わってないのに長年一緒にいた本当の幼馴染が気付かないなんて相当だよな




『完璧、ってことだよ』

「いやいいけど...いいんだろうけど複雑...っ！」





まあそりゃそうか、変装の術を教えてくれたのはあの工藤有希子だし
一応苦しくないようにマスクじゃなくてメイクだけどね

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