ガチ恋×ガチ恋【天月】

ガチ恋×風邪 ページ20

side-amamiya

「河輪由は体調不良で休みか……。」

先生が言った。

Aが……。



昼休み

「大丈夫？」

歌詞さんが言った。

「もう、ダメです。Aがいないのに、僕なんで学校来てるんでしょう。」

あぁぁぁあ、Aがいない学校なんて来ても意味無いよ！

「(これは重症だ。)お見舞いでも行ってみたら？」

それも考えたけど、、、。

「絶対風邪移すからって入れてくれません。」

はぁ。A不足。

「んー、じゃあこれ。今日のプリントとか持ってって。」

それなら！Aは僕を入れざるを得ない！

「！はい！じゃあ、僕早退しますね！」

歌詞さん！ナイスです！

「はぁ。帰りのHRまではいてね。部活は休んでいいから。」

よし！

「わかりました。」

「じゃあね。」

「はい！」

やったぁぁぁあ！




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

来たよ！遂に！

バタバタと来る音が聞こえる。

あ、こけた。

大丈夫かな？

ｶﾞﾁｬ

『はい。』

Aは僕を見た瞬間、目を見開いた。

『なんで。どしたん。』

「プリントとか頼まれたから。」

『あ、ありがとう。じゃあね。』

「待って。」

『ん？』

咳をしながら、Aは返事をした。

「親は？」

『仕事。』

「……僕が看病する。」

『え、あっ。待って。』

僕は中に入った。

『風邪移すから！』

「ほらほら、寝ようねー。」

『もう！』

顔が真っ赤だ。結構辛いんだろう。

「熱は？」

『測ってない。』

「何してるの！？」

『だって、めんどくさかったから。』

「はあ。」

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