風呂焚き ページ14
風呂焚きって大変だ
改めて現代の技術の発展に感謝する
薪小屋から薪を運び
火をつけて
ちょうどいい加減になるようにする
火は繊細だからずっと付き添わなくてはならない
その間にも生徒たちは楽しそうに湯に浸かっている
窓から笑い声が聞こえる
ちょうど風呂焚き場は入り口の真後ろにあるから
私のことは誰にも気が付かれていない
日はもうすっかり沈んでしまって
夕月夜に澄んだ風が吹き渡る
人の出入りが少なくなってきた
そろそろ終盤かな
ちょうど今は青紫色の生徒たちが
湯に浸かり終わり衣服に袖を通している頃だろう
風呂焚きの片付けをする
『おほ〜、〇〇。今帰ってきたのか。遅かったなあ』
『うん、学園長先生から長期任務を命じられてて』
今、誰か帰ってきたのだろうか
名前はよく聞こえなかった
『俺たちはもう、自室に戻るな』
『俺も湯に浸かったらすぐ戻るよ。おやすみ』
あの人で最後か。
こんな時間まで、お疲れ様です
(火が弱まってしまってる)
私は薪小屋へ薪を取りに向かった
ニ、三本の薪を取ってそれを火にかける
上を見上げれば月
佳月を飽かず眺める
したら、次第に、だんだんと、眠く、なっt
・
・
・
小夜嵐が木々を揺らし、それで私は目を覚ました
しまった、寝てしまった…！
どうやらその場に座り込んで寝てしまったようだ
もう中には誰もいない
火も消えてしまっている
中に入って脱衣し
残り湯を少し身にかけ、一日の汚れを落とす
湯はもう冷めてしまっていて、ぬるい
寝着に着替えたら、学園長先生が用意してくださった自室へ向かう
部屋で、元の世界のことやこれからのこと
色んなことを考えていたけど
意識は次第と遠のいて眠りに落ちる
そうして私の長い一日が終わった
学園の用務をし、食堂の手伝いをして風呂をわかす
夜遅くには任務から帰ったあの人が湯に浸かる
__密かに彼のことを"長期任務くん"とよんでいる
そして最後に私が湯を浴びる
そんな日々がニ、三日過ぎ去っていった
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最近初めてコーラ飲んだ - パンダ丸さん、コメントありがとうございます！私もこの話が大好きです！！ (2022年8月21日 2時) (
レス) @page10 id: eeb84728ee (このIDを非表示/違反報告)
パンダ丸(プロフ) - この昔話めっちゃ好きなんです！まさか忍たまで見られるとは…！更新楽しみにしてます！！ (2022年8月17日 12時) (レス) @page8 id: aa6cd4977a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：最近初めてコーラ飲んだ | 作成日時：2022年8月14日 5時
