第二次試験5 ページ6
「それでは、目を開けてください」
すぐ近くからAさんの声が聞こえた
「……!?なにこれ」
目を開けるとさっきまでいた空間ではなく広大な海の真ん中にいた
えっ?表現が可笑しい?
ううん、これであってる
海に立ってる?状況なんだよね
「あれ?良は?」
ってか、参加者たち皆いない
「この、海…どこか見覚えがあるんだけど」
周りを見ると水着を着て楽しそうにしている人達が見える
「私が見えてない?」
それは当たり前か…
でも、まだ実感が沸かないんだよね
顔をあげる雲ひとつない空
砂浜には海の家で焼きそばを作っている…
「早乙女先輩!?」
私より四つ上の早乙女 雅先輩
ご近所に住んでいて昔はよく遊んでもらった憧れの人
「………!私がいる」
と言うことはこれは私の大切な記憶のなかなのかな?
季節は夏で海に遊びに来た……そんなことしたっけ?
必死で思い出そうとすると
「涼香!出来たての焼きそば食べないか?」
いつもの優しい笑みで聞いてきた
記憶の私は
「食べます!ありがとう早乙女先輩」
若干顔が赤いのはこの暑さのせいにしよう
「……いつから早乙女って呼んでるんだい?
他人行儀で嫌なんだけど
昔は、雅君!って呼んでくれてたのになー」
拗ねたようにそっぽを向いてしまった
??本当にこんなことあったっけ?
これが、過去の記憶じゃないのなら一体何なんなの?
60人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「転生」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
妙子(プロフ) - 遅くなりましたが、完結おめでとうございます♪猫叉君・・まさかの監督(^_^;)面白かったです!2人が出会えてよかったです (2014年5月29日 10時) (レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
琉凜(プロフ) - 月影さん» ありがとうございます(*^^*) (2014年4月24日 22時) (レス) id: 9108fdccac (このIDを非表示/違反報告)
月影 - かげながら応援してました。完結、おめでとうございます!!とても素敵なお話でした♪ (2014年4月24日 22時) (レス) id: 90c28c9e0e (このIDを非表示/違反報告)
妙子(プロフ) - 猫叉の人間になりたい理由凄いですね (2014年4月23日 9時) (レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
妙子(プロフ) - 猫叉好きです♪何考えてるのか早く知りたいです☆ (2014年4月21日 10時) (レス) id: 30085790ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琉凜 | 作成日時:2014年4月2日 19時