六十五話 ページ40
《おおッこれはすごい！闘技場の武器を全て集めまくった！これぞ追剥のジャン！》
金属集めるんだったらユースタスさんの方が上じゃ？あ、あの人能力者か。
ルフィさんはジャンの攻撃に当たることは一切ない。当たり前だ。あんなのじゃ分かりやすすぎる。
ジャンの武器がほぼ無くなった時、彼は動きを止めた。
ルフィさんの後ろには腹に複数剣が刺さっている
一瞬にしてジャンはチンジャオの頭突きによって場外。
そろそろ
｢もう逃がさんぞ！ガープの孫！償え麦わらのルフィ！｣
さっきからガープ、ガープと...孫であるとはいえ何故そんなに恨みが？
監獄に入れられた訳じゃなかろうし、家族でも殺されたのか？
｢生きて失う悲しみを思い知らせてやる！｣
『...ッ』
生きて失う、悲しみ、か
悲しみの他ならず感情は人それぞれの感じ方がある
だがチンジャオはその言葉をルフィさんの前で軽々と言っていいとでも思っているのか？
私だって＿＿＿＿
会場は今までより大きな歓声と地響きが包み込む。
チンジャオとルフィさんのタイマンが始まろうとしていた。
その間で闘っていたイデオとサイは2人に呆気なく吹っ飛ばされた。
二人の拳が交じり合う。
その瞬間、空間にひび割れたようなものが見え、同時に周りの人たちは皆、気を失ってしまった。
互いに譲らない＿＿＿＿＿王の資質を持つ“覇王色”の衝突
《シ、Cブロック！残り2名！
名のある強豪たちが衝突する二人の気迫に押され戦闘不能になったかのように見えましたが...今私たちは一体何を見たのか！？》
二人は会話をしている。王の資質、覇気...
すると急にチンジャオが泣きながらルフィさんに訴えた。
財宝？話がよく分からない。
攻撃しては泣き...もう何なんだ？
何かブツブツ言いながらも攻撃がやまない。
｢頭の恨みは頭で晴らす｣
｢だから〜！じいちゃんに言えって〜言ってんだろがー！｣
高く高く上がったチンジャオの体は轟音と共にリングに落とされた。
一瞬、動かないようにも見えたチンジャオだが、そう簡単には倒れない。
頭で逆立ちを始め、ぐるぐると回転している。あ、あれ技なんだ。
《最後に残ったルーシーと
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作者名：つんてん | 作成日時：2022年8月25日 23時
